10年ほど前の、目からウロコの品がコレ!
どちらも江戸時代の一閑張りを修復したもの。
ある古物屋さんで見つけたものだったが、古物屋さん曰く、
どうやら江戸時代の防火用の備品だったらしい。
竹かごを和紙で貼り固め、柿渋と漆で塗り固めてあり、
持ち手には竹の棒が付けられている。
いまで言うバケツのような役目だったそうな。
でも、水を入れるなら木の桶のほうが丈夫だと思うので、
その真意は確かでは無い。
そんなことより、このフォルムと侘びの美しさに一目ぼれ!
かなりボロボロで、触るのも危うい感じだったが、
残せる部分を出来るだけ残して古文書で幾重にも補強、
柿渋で塗り固めて、なんとか修復したものだった。
これぞ一閑張り!と、目からウロコが落ちる思いがして、
展示会でも非売品として大切にしていたのだが、
妙齢なご婦人に「花活けにどうしても!」とせがまれ、
出された金額にコロッと負けて手放してしまったという、
まことにお恥ずかしい、苦い想い出のある品だ。
どちらも江戸時代の一閑張りを修復したもの。
ある古物屋さんで見つけたものだったが、古物屋さん曰く、
どうやら江戸時代の防火用の備品だったらしい。
竹かごを和紙で貼り固め、柿渋と漆で塗り固めてあり、
持ち手には竹の棒が付けられている。
いまで言うバケツのような役目だったそうな。
でも、水を入れるなら木の桶のほうが丈夫だと思うので、
その真意は確かでは無い。
そんなことより、このフォルムと侘びの美しさに一目ぼれ!
かなりボロボロで、触るのも危うい感じだったが、
残せる部分を出来るだけ残して古文書で幾重にも補強、
柿渋で塗り固めて、なんとか修復したものだった。
これぞ一閑張り!と、目からウロコが落ちる思いがして、
展示会でも非売品として大切にしていたのだが、
妙齢なご婦人に「花活けにどうしても!」とせがまれ、
出された金額にコロッと負けて手放してしまったという、
まことにお恥ずかしい、苦い想い出のある品だ。