しかし、信じられない~とは、このようなことだったのか。
ほんのちょっと前まで~夏休み頃には古い民家が密集し、
レンガ造りの粗末!と言ってもいいような昔ながらの長屋住まい
の住居が、先月末になってその場所へ行って見ると、まさに跡形も
なく「廃虚の村」になっていた。
すぐ近くには、 軒を重ね連なっていた食堂街がこれまた一軒も
営業をすることなく店全体が大型重機でこれでもかと、と言われる
くらい、影形もなく取り崩されていた。
朝方、その廃虚の地区へ行って見た。 3,4名が立ち話をしていた
ので、 私自身もその「実態」を聞いてみることになり、 話の輪に
加わらせてもらった。
以外にも、話してみると「悲壮感」というものは全く感じなかった。
その場に行って見ると、椅子を出してくれ、 茶碗に白湯まで出して
くれた。 沸騰はしていないものの 寒空の中、道路上で飲む、その
白湯もまさに美味しくも感じた。
「女房、子どもたちはとっくに 遠く離れた有名な公園の近くのアパート
へ避難し、(一時的に仮住まいのようではあるが)何一つ不自由する
ことなく日々の生活を送っているということであった。
話し相手のご主人は、流石に60歳を過ぎ、 かろうじてまだ全壊して
ないレンガ造りの家の中で、一人で今でも生活をしているということで
あった。 意外と悲壮感はない。 煙草もだしてくれた。 全くの余裕
すらを感じた。 意外とのんびりしているな、とも感じた。
あまり深入りした質問も出来なかったが、山西省出身で、 暫くは~
この半壊した建物の中で暮らし続けるという。 意外と、写真のとおり
身なりも良い。 真面目そのものの老人~ということであったが、実際
は意外と若い。 まだ60過ぎだが、 働く墓所がなく、日々、このような
誠克を送っているという。 年金、家族、収入等など現在とこれからの
話を総合的にしてくれたが、 あと4年後を待っているという(4年後に
新高層アパートがこの場所に完成するという)。
中国の現在の社会が抱える諸課題がすべて、この地区につまっているよう
にも感じた。
貧困問題、老人問題、保険や働き場等など・・・これから政府が取り組む
課題総てがこの場所にあるようだ。
さて、共産党のこれからの解決方法と、一般庶民をなっとくさせるだけの
良薬があるのかどうか。 我々も遠くから眺めてみたい~。
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*(ネットを開きながら、書き込んでいるため、 文末や文章の
途中で、変換間違いや送り仮名エラー等がみられる場合も
ありますこと、予めお詫び申し上げます~~)。
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あまりの姿に、言葉も出なくなる光景ですネ・・・
かつては牛の毛ほどある大小の胡同であったが、いまでは再開発の
ラッシュもひとまず終わり、 その代わり北京郊外地区の再開発
と立ち退き等がすごい。
北京の東の方に現在も拠点を構え活動をしているが、 その再開発
のスピードは恐ろし程進んでいる。
2,3か月前には存在していた旧い道路の周辺は、軒並み立ち退きに
遭遇し、庶民たちが困っている。
なによりも今後の見通しが立たないということである。
今朝がた、超直を食べるために近くの店の方へ行ったが、周辺は
全くの「焼野原」の状況である~すべての古民家が立ち退き、
旧い住居は重機ですべて「破壊」されている~と表現した方が良い
ほどの立ち退き姿へと変貌している。
残された数人の庶民たちが、 崩された民家のなかから、まだ利用
可能な赤レンガをかき集めていた。
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