1人になると自分らしくなれる
あなたの前には1000人もの大勢の人がいて、あなたに注目しています。
その前で、「黒板に円を描いてください」と言われる。
1000人が、あなたが描く円に注目している。
こんなとき、あなたは必ずこういうことを考えるはずです。
「きれいに、丸い円を描こう」。
客観的に見ると面白いことで、これが人間の心の厄介なところです。
きれいな円をかいてくださいとは誰も言っていないのです。
しかし、たくさんの人を目の前では、あなたは自動的に人の目を意識してしまったのです。
人の前に立つと、人目を気にしてしまうのが人間です。
しかし、1人になると自然に力を入れることなく、さっと円が描けるはずです。
つまり自分が自分らしくいるためには「1人になること」が必要なのです。
たった1人でもそばに人がいると「下手だと思われたくない」という気持ちが起き、自分の心が乱れる。
1人になるというのは、自分が自分らしくいるために、なくてはならない時間なのです。
1人になり、考え、行動する時間をつくることは自分らしさを確認することなのです。