注文していたマスクが今頃になって2箱届いたとかで連絡があり、すでに不要なのだが、キャンセルは困ると、仕方なしに取りに行くワイフを車に乗せて、そのついでに、ちょっとしたことで年金事務所に寄った。
すると、何と予約なしでは相談さえ受け付けない。混み合っているらしい。その予約は、6月5日になった。簡単な手続きだが、仕方がない。で、話は、そんなことではない。年金事務所の出口から出て、ハッと気づいて立ち止まり、呟くようにワイフに「メガネはどうしたっけ?」と。
よく頭の上に載せるので、頭に手をやったがない。老眼鏡だ。胸にポケットはないし、手にはカバンだけだから明らかに持っていない。一瞬、年金事務所に忘れたか、と思ったら「かけてるでしょ!」とワイフが言う。
「はあ? あっ!! あ....................」
自分の顔に、まさに目の前にメガネをかけている。何とも、はや。
笑うより呆れて「しっかりしてよ、ああ、先が思いやられるわねえ。」冗談じゃない!先が思いやられるのは、こっちの方だ。
帰り道は、突然土砂降りの雨になった。