ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『ハッピーバースデー』

2011年05月02日 12時13分31秒 | 読書日記
『ハッピーバースデー』(青木和雄・吉富多美著)
テレビドラマにもなった大ベストセラーだそうです
先日、ダミ子姉さんの家に遊びに行った時に借りてきました。

著者の一人、青木氏は小学校校長の経験もある教育カウンセラーで、自身のカウンセリング経験に基づくエピソードを交えた物語。

子供を愛せない母親、子供同士のいじめ、異常とも思える教師、身近な人の死など、様々な問題と、それを乗り越えるための方法が描かれています。
いじめや死などはさておき、世の中にはこんな親や教師がいるということを知り、本当に驚愕しました。
虐待の一歩手前、ギリギリのところです。

しかし、この物語はハッピーエンドです
娘は、祖父母や兄、親友、教師の愛情を受けて困難を乗り越えて行きます。
そして両親もようやく自分の内面と向き合うようになります。
「泣く泣く」と書いてありますが、私はうるっときたくらいでした
展開が早いので、胸がえぐられるような場面があっても、すぐに救われました。

この本を、子供は親に、親は子供に読んで欲しいと思うそうです。
決して他人事ではないのです。
コメント
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