同僚A子さんから借りた本。
『ゆれる』、『永い言い訳』と同じ西川美和氏が医療(おもに僻地医療)をテーマにした短編小説集です。
こちらも映画になった『ディア・ドクター』も収録されています。
さまざまな勤務地、勤務形態で働く医師の心情、患者さんと家族、医療従事者の想い、などなど。
医療現場で繰り返される人の命や人生をテーマにしたドラマは、誰にとっても身近なもので、色々と身につまされるものが多かったです。
それでも時々ぷっと吹き出してしまうような描写も多くて、テーマは重かったりもしますが、悲愴感で終わることもありません。
『ディア・ドクター』では、外科医の父親が脳梗塞で倒れ、ICUで人工呼吸器にのっている彼の傍らで、大人になってから疎遠になっていた兄弟があることで笑い合い、看護師さんに注意されるシーンがあります。
数年前に祖母のお通夜で久しぶりに姉と会い、携帯のメアドを交換しながらおしゃべりをしていて、会場の女性に思いっきり睨みつけられたことを思い出して、クスっとなりました。
同氏の小説がもっと読んでみたいです。
『ゆれる』、『永い言い訳』と同じ西川美和氏が医療(おもに僻地医療)をテーマにした短編小説集です。
こちらも映画になった『ディア・ドクター』も収録されています。
さまざまな勤務地、勤務形態で働く医師の心情、患者さんと家族、医療従事者の想い、などなど。
医療現場で繰り返される人の命や人生をテーマにしたドラマは、誰にとっても身近なもので、色々と身につまされるものが多かったです。
それでも時々ぷっと吹き出してしまうような描写も多くて、テーマは重かったりもしますが、悲愴感で終わることもありません。
『ディア・ドクター』では、外科医の父親が脳梗塞で倒れ、ICUで人工呼吸器にのっている彼の傍らで、大人になってから疎遠になっていた兄弟があることで笑い合い、看護師さんに注意されるシーンがあります。
数年前に祖母のお通夜で久しぶりに姉と会い、携帯のメアドを交換しながらおしゃべりをしていて、会場の女性に思いっきり睨みつけられたことを思い出して、クスっとなりました。
同氏の小説がもっと読んでみたいです。