ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『女の嗜み』

2012年10月30日 12時33分39秒 | 読書日記
『女の嗜み』(木村 孝著)

こちらはクラブのオーナーさんから頂いた本です 
「だと思ったー」と皆さん思いますよね
こういう本は、どんなことが書かれているのかとても興味があるけれど、なかなか自分では買わないものです

予想通り、私には耳の痛いことがらばかり 
でも、御歳92歳になられる方のお話は、それはそれは貴重です。
私がその歳まで生きたとしても、これほど豊かで知的な人生は送れないと思います。

著者が染色家ということもあり、後半は着物の話が中心になります(私には無縁の世界~)が、前半では、「凛と生きる心得」ということで、女性同士の付き合い方や、人の話の聴き方、断舎離への進言などなど、結構ためになるお話も沢山あります

この本で私が興味を持った言葉が孔子の儒教『四書』の一つである『中庸』です。
ウィキによれば、中庸の「中」とは「常に、その時々の物事を判断する上でどちらにも偏らず、かつ平凡な感覚でも理解できるものである。」、「庸」は「現在、多くの学者たちは「庸」が「平凡」と「恒常」との両方の意味を含んでいると見ているほか、「庸」は「用」であるという説もある。[2]つまり、中の道を「用いる」という意味だというのである。」とのこと。

そして、「中庸の徳を常に発揮することは聖人でも難しい半面、学問をした人間にしか発揮できないものではなく、誰にでも発揮することの出来るものでもある。恒常的にいつも発揮することが、難しいことから、中庸は儒教の倫理学的な側面における行為の基準をなす最高概念であるとされる。」だそうです。

うーん、何とも難しい話
でも、これからちょっとずつ考えてみようと思います 




コメント (3)
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