ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『人恋しい雨の夜に』

2014年10月08日 12時12分10秒 | 読書日記
浅田次郎さんが選んだせつない小説アンソロジー

厳選されたせつなくも美しい短編小説で、宮部みゆきさんから芥川龍之介、小泉八雲の作品までありました 

その最初の小説がカポーティの『ミリアム』でした
『ミリアム』は昔、英語の授業で教材になった小説でした。
夫に先立たれ、友人もなくひっそりと暮らす初老の婦人ミリアム。
その前に突然現れたのは同じ名をもつ少女ミリアム、恐らくは彼女自身なのでしょう。
翻訳本を読むの初めてでそれなりに楽しむことができましたが、英文学を学ばれた方は解ると思いますが、原文でないと伝わらない表現があることをその授業で知りました。

現代小説ばかり読んでいたので、こういう間接的な表現で人の心を読み解くものはなかなか難しく感じました
ただ、とても美しい小説であることはわかります。
なので、昔の小説はもう一度読み返しています。

1篇、平家物語だけは、振り仮名と注釈が多くてまだ読んでいないので こちらもいつかチャレンジしたいと思います 
コメント (6)
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