5年ぶりに関東装蹄師会主催の馬学講座に行きました。
青木先生の講座は馬の歩法と肢の運びについて
・速歩は対角肢が同時に地面に着くと教わりますが、ビデオでよ~く見ると、前肢が後肢に先行して着地していました。
・ギャロップ(襲歩)とキャンター(駆歩)の見分けは、3本の肢が地面についているものがキャンター、2本の肢の場合はギャロップとのこと。
・馬術ではギャロップは求められていない、にも関わらず、ピルエットはギャロップと同じ歩様。
・ギャロップ中の踏変は馬の肢にかなりの負担がかかるそう。なので、1完歩では変えず、間に2完歩くらい前後肢がバラバラになっているそう。
齋藤先生の講座は、2015年と同じ馬の3大病でした
・仙痛の原因として72%は、けいれんか原因不明
予防
1.虫下し
2.ストレスを与えない
3.適切なえさと与え方
4.歯のケア
5.十分な飲水
6.日々の観察 =仙痛のサインを見逃さないこと、ボロは3日前に食べたもの。
7.適当(=安易)に薬を使わない=安易に薬を使わない
蹄葉炎の原因については、ホルモン・代謝異常が注目されている。
・特に糖代謝・・・人間は糖尿病になりますが、馬はそうなる前に蹄葉炎など別の病気を発症するのだそう。
・イネ科は糖分をため込んでしまうので、お湯なら30分、水なら1時間程度浸してから与える。
・血中インスリン測定でわかる
イネ科の草が蹄葉炎によくないとは、目からウロコ!
日本では蹄葉炎ではアルファのほうがよくないと言われていますが、違うのだそうです!
クー太郎はいつ頃からかチモシーを食べなくなりました。
もしや、体に悪いと思ったから???
なーんて。
たぶんアルファのほうが美味しいからでしょうね
あと、以前I先生に歯を診てもらったときに、18歳くらいで歯の伸びが止まるので、削らないほうが良いと言われたのですが、齋藤先生に質問すると、伸びるスピードが落ちるけれど、伸び続けはするのだそうです。
削れるかどうかはわかりませんが、観察し続けて、必要に応じて処置しないといけないということでしょう。
それから、蹄鉄の釘が4角形の理由も、
講座は午後3時から6時まで、その後、6時半くらいから8時まで懇親会で、その最中に質疑応答があります。
たくさんの質問があり、とても勉強になりました。
青木先生は、「馬の身になって考える」のではなく、「馬のこと(特性)を知ること」が重要と強調されていました。
今回は弥勒さんにもお会いでき、遠空ママにも久しぶりにお会いすることができ、充実した時間でした。
それから、クー太郎が前のクラブにいた時に知り合い、今のクラブに来た当初お世話になっていた装蹄師さんMさんの弟弟子というHさんにも久しぶりにお会いでき、クー太郎のことを覚えていてくれたことも本当に嬉しかったです。