ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

血便(11月11日)と疝痛(8月23日)

2023年12月17日 19時08分04秒 | 高齢馬のケア

1か月以上前の話になりますが、11月の装蹄の翌日、朝の厩舎掃除で担当のHさんがおが粉に埋まっていた黒いボロを発見してくれました。
気持ち悪いかもしれないのでサムネイルにしておきます。




白い紙を当ててみると、赤いしみがつきました。
これは紛れもなく血液だと思います。

Hさんが後から獣医さんにLINEで相談してくれて、コメントをいただきました。

写真をみての推測ですが、腸の奥の方の潰瘍、または石で粘膜が傷付いての出血では?との事。
肝臓の異常も考えられますが、その場合はとても変な匂いがする。
寄生虫の場合の出血となると、じわじわと止まらない事が多い。
このまま安定するならあえては何もしない。
出血が少しあるなら、整腸剤を飲ませる、もしくは止血剤を飲ませる。
胃潰瘍の可能性もゼロではない。
検査は内視鏡でできるが30歳のクー太郎負担がかかるのであまりおすすめはしない。
検査できることといえば血液検査で肝臓の異常がないか、貧血になっていないか?など。

幸い、この後は少し黒いボロが混ざったものが1回出て、その後はいつもの緑色のボロに戻りました。

こんなことは初めてだったので本当に驚き、オロオロしてしまいました。
熱もなく、クー太郎はいつも通りでした。

それにしても、埋もれていた黒いボロを発見してくれたHさんには感謝と尊敬しかありません!
私でも気づいたかしら???

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遡って8月23日(水)
朝私が行くと、いつものように大歓迎してくれたのですが、なぜか前掻きをしていました。
???疝痛かしら?
それとも、早く外に出たくて怒ってる?

とりあえず、外に出してお散歩しましたが、草も食べず、ボーっと立っています。
そのまま寝てしまいそうな感じでした。

やはり、これはおかしい。
朝飼いも食べる様子がなく、馬房で寝ようとしているので、すぐに引き運動をしました。
熱はありませんでした。
ただ、腸蠕動音はステートを使っても左はほとんど聞こえず、右は少し聞こえる程度でした。

とりあえず、摘便をしました。
半回分くらいはでましたが、あとは触れませんでした。

それから、マッサージガンを使って腰の辺りを刺激してみました。
実は、腰から仙椎にかけてマッサージガンを使っていると、いつも排ガスがあり、ボロをすることもありました。
20分ほどマッサージをすると、少しガスが出ました。
腸の音も微弱ですが聞こえるようになりました。

そこで白湯に少しだけフスマと塩を20gくらいかな?入れて飲ませてみました。
すると半分くらいは飲んでくれました。
その前に、白湯でポカリをあげてみたのですが、舐めただけで飲みませんでした。

塩とフスマの白湯を飲むと、腸はさらに動いてきました。
本人も痛そうな感じはまったくなく、いつものクー太郎になってきました。

その後、ビオフェルミンを飲ませて、朝飼いのキューブはナシにして、しばらくして切り乾草だけ与えました。
いつものように食べているのを確認して午後は仕事だったので帰りました。

午後一でボロが出たとHさんが連絡をしてくれました。
その後はいつも通りのクー太郎に戻ったのでした。

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