「仕事辞めちゃったのよ」
夫の姉・九里子が
また転がり込んできた。
主婦・時子は
無神経でルーズな
九里子の行動が
いちいち目障りで仕方ない。
大切な「我が家」を侵食していく義姉の存在。
時子のストレスは、
いつしか殺意にまで上り詰める・・・。
(暖かい殺意より)
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女たちの殺意(新風舎文庫)
松村比呂美・著
第4回「新風舎文庫大賞』ミステリー部門受賞作!!
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7月10日の日記でも、ちらっとお話していた
松村さんの、デビュー短編集。
ずっと読みたかったのですが、なかなか手に入らず
昨日、ようやく読むことができました (#^.^#)♪
【目次】
第1話 暖かい殺意
第2話 茶箱━━━━━━━━乾いた殺意
第3話 カルシウム━━━━━白い殺意
第4話 アレルギー━━━━━溢れ出る殺意
第5話 どうしても━━━━━振り向いた殺意
・・・どう?
想像力をかきたてられるでしょう?(笑)
5人の女が抱いた「殺意」の行方。
登場人物の女性たちは、みんな
主婦や、女子大生、OLさんといった
どこにでもいそうな人たちばかりなの。
そして、それぞれが、殺意を抱く相手も
夫、義姉、女友達といった、とても身近な存在。
だから、よけい、背筋がぞ~っとするのね。
自分も、同じ立場なら、
もしかしたらありえるかも・・っていう
不気味さと、怖さが、つきまとう感じがして。
案の定、読み始めたら、もう逃げられなくて
明け方まで、一気読みしちゃったわ "^_^"