しあわせのおと

マイペースな主婦、そらちゃんの気ままな日々。

女たちの殺意

2006-08-04 | 本と雑誌

Photo_166 

「仕事辞めちゃったのよ」

夫の姉・九里子が

また転がり込んできた。

主婦・時子は

無神経でルーズな

九里子の行動が

いちいち目障りで仕方ない。

大切な「我が家」を侵食していく義姉の存在。

時子のストレスは、

いつしか殺意にまで上り詰める・・・。

 (暖かい殺意より)

 

☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・

     女たちの殺意(新風舎文庫)
            松村比呂美・著    

   第4回「新風舎文庫大賞』ミステリー部門受賞作!!

☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・

 

 

7月10日の日記でも、ちらっとお話していた

松村さんの、デビュー短編集。

ずっと読みたかったのですが、なかなか手に入らず

昨日、ようやく読むことができました (#^.^#)♪

 

【目次】

第1話 暖かい殺意
第2話 茶箱━━━━━━━━乾いた殺意
第3話 カルシウム━━━━━白い殺意
第4話 アレルギー━━━━━溢れ出る殺意
第5話 どうしても━━━━━振り向いた殺意

 

・・・どう?

想像力をかきたてられるでしょう?(笑)

 

5人の女が抱いた「殺意」の行方。

登場人物の女性たちは、みんな

主婦や、女子大生、OLさんといった

どこにでもいそうな人たちばかりなの。

 

そして、それぞれが、殺意を抱く相手も

夫、義姉、女友達といった、とても身近な存在。

だから、よけい、背筋がぞ~っとするのね。

 
自分も、同じ立場なら、

もしかしたらありえるかも・・っていう

不気味さと、怖さが、つきまとう感じがして。

 

案の定、読み始めたら、もう逃げられなくて

明け方まで、一気読みしちゃったわ "^_^"