みやこ
いにしへの 奈良の都の八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
ここのえ
詠んだ人・・・伊勢大輔(いせのたいふ 女性)
詠んだ人が見ているもの・・・昔、奈良のみやこに咲いていた八重桜が
きょうは宮中にいっそう美しく咲いている。
奈良の都・・・平城京のこと。
(へいじょうきょう 710年から784年まで奈良にあった都)
九重・・・宮中(きゅうちゅう)。ここでは平安京のこと。
(へいあんきょう 794年から約1000年間にわたり
京都にあった都)