komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

子どもといっしょに百人一首 16

2015年04月13日 | 百人一首 青札

 

        

                            たむけやま
        このたびは ぬさもとりあへず 手向山

                もみぢのにしき 神のまにまに

 


 

  詠んだ人・・・菅家(かんけ)

  詠んだ人のきもち・・・こんどの旅では、ぬさも用意できませんでしたので
             山の美しい紅葉を、神さま、かわりにお受け取りください。

 

      ぬさ・・・布や紙で作った、神さまにおそなえするもの。幣帛(へいはく)。

      手向山・・・旅のとちゅうにある山のこと。
           山の道に神さま(道祖神 
どうそじん)をまつってあるので
           そこに幣帛をたむける(おそなえする)。

 

 

 


子どもといっしょに百人一首 15

2015年04月13日 | 百人一首 青札

 

 

                      しもよ
          きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに

                  衣かたしき ひとりかも寝む

 

 

 詠んだ人・・・後京極摂政前太政大臣
             
(ごきょうごくせっしょう
 さきのだいじょうだいじん)


  詠んだ人のきもち・・・こおろぎが鳴いている、霜のおりた夜に
            むしろの上に着物のそでをしいて、ひとりぼっちで寝るんだなあ。


     きりぎりす・・・今でいう、こおろぎ。
     
     さむしろ・・・「寒し」と「むしろ」(わらであんだ、そまつなしきもの)を
             あわせた言葉。