komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

子どもといっしょに百人一首 17

2015年04月14日 | 百人一首 青札

 

 

         
         夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも

                 よに逢坂の 関はゆるさじ
                           あふさか

 


 

        詠んだ人・・・清少納言(せいしょうなごん 女性 
          「枕草子(まくらのそうし)」というエッセイを書いた)


  詠んだ人のきもち・・・夜であることをかくして、鳥の鳴きまねでだまそうと
             しても、逢坂の関はけしてあなたを通しませんよ。
             (私はけしてあなたに会いませんよ)



      鳥・・・朝になったことをつげる鳥、にわとりのこと。

      鳥のそらねをはかる・・・ここでは、中国に伝わる話をふまえている。
                  朝にならないと開かない関所を通るために
                  にわとりの鳴きまねをしたら
                  
番人がだまされて関をあけた、という話。

      逢坂の関・・・京都と滋賀のさかいにある関所。
             ここでは、男女が会うという意味もこめている。