今年最初のブログは、おととい見学してきたニコライ堂とカトリック神田教会の記事にしてみました。
まずはニコライ堂をどうぞ~。
東京都千代田区、JR御茶ノ水駅から徒歩2分の場所にあるニコライ堂。
ニコライというのは建立した大主教のお名前で、正式名称は東京復活大聖堂です。
都会のまんなかの神秘的な異空間・・・すてきですよね~。
大きなドームが目をひきますが、これはビザンティン様式という、地中海(トルコやギリシャ)からヨーロッパにわたって栄えた建築様式だそうです。
ここで活動している東京復活大聖堂教会は「日本正教会」で、カトリックやプロテスタントではありません。
正教会というのは東方正教会のことで、カトリックなどが西ヨーロッパに広がったのに対し、エルサレムから東、ギリシャやロシアのほうに広がっていったキリスト教の宗派だとのこと。
ニコライさんはロシアから来日した司祭だったそうで、だから建築もビザンティン様式なわけですね。
今回、この文章を書くにあたってお勉強しました(笑)。
拝観料300円をおさめて、中にも入ってみました。
入ったらすぐにドームの大広間があって、見学はその1か所のみ。
祭壇のある内陣はミサのときしか開けないそうで、そのせいかスペースとしては案外小さい気もしましたが・・・。
でもドームの天井は高い。
石造りの建物特有の質感というんでしょうか。巨大な空気のかたまりが押し包んでくる、荘厳な空間を味わうことができました。
残念ながら、堂内は撮影禁止。しかたないので、受付にあったポストカードの写真を拝借しようと思ったけど、これがまた小さい~!
一応、載せてみますね。
左のものが内陣正面ですが、実際はこーんなに明るくなくて、暗くて重い金色で複雑に装飾された感じです。
個人的なイメージでは、大きなお寺の伽藍に似ている。
お寺でも、ご本尊が見えなかったりしますもんね。
実際にここで結婚式や埋葬式が行われるそうですが、信者の高齢化と冬場の季節のため、最近じゃ毎週のように埋葬式が・・・と、案内のかたがお話していました。ははは・・・。
そう、案内係のかたがいて、見学者が数人たまると説明してくれるんです。ですが・・・。
内容はありがたいんですが、いささか観光地の気配が・・・。
静かに神様と対話するって雰囲気とは、ちょっと違うかなー。
重要文化財にも指定されている、この建物の建立は明治24年。
その後、大正12年の関東大震災により倒壊してしまったのを、約6年かけて復興したそうです。
実は、もうひとつご紹介する予定のカトリック神田教会も、大正2年の神田の大火で焼け落ち、4年後再建。8年後の大震災で倒壊、昭和3年に再建・・・と、ほとんど同時期に復興しているんです。
当時の人たちの情熱がいまに伝わってきますよね。
おしゃべりを少し。御茶ノ水界隈は学生時代によくうろついていた場所でした。
古本屋には行かなかったけど、三省堂本店とか好きだったな~。
そして、御茶ノ水といえば聖橋、聖橋といえばもちろん!さだまさしさんの名曲「檸檬」しかないでしょう。
大好きだったわ、あの歌。
きのうも丸善の前で「檸檬」という店がまだあるかどうか思わず確認したわ。梶井基次郎さんではなく、さだまさしのほうを思い浮かべながら(笑)。
なつかしかったです!
続きます。
ニコライ堂、初めて見ました。
綺麗な建物ですね~♪
さだまさしさんの檸檬の歌は
主人がよく聴いていましたが
ニコライ堂の近くの聖橋が舞台だったのですね。
無知ですみません。(笑)
komaさんのおかげで色々勉強になります。
ニコライ堂を完全スルーしていて
今回はじめてじっくりと見ました。
ご主人も「檸檬」お好きだったんですね!
そちらのブログにもお邪魔しますね~。