猫たちは何も知らない。
今朝で、カリカリが終ってしまったことを…。宅急便で夕方届かなければキミたちの今日のごはんが無い!!
呑気にしているけれど、その危機を知らない。それで幸せなのか。
金魚たちは、水槽というとても危うい世界に生きている。水槽は彼らにとっては宇宙だ。この世の全てだ。もし、割れてしまったら世界はそこで終わるということを金魚たちは知らない。
いろんな生き物と関わり命と向き合ってきた。そしてわかったことは、みんな生きていたいということ。いらない命なんてないということ。たとえ、ムカデでも蜂でもそうだ。殺虫剤を吹きかける前に本当に彼らの命をここで絶ってしまっていいか少しだけ考えて欲しい。卵から孵って今日まで生きてきたその命を今日、ここで私が奪うのだが、それでいいかどうか。
障がい者だから生きている価値がないという考えを持った奴がいる。そいつは、命のことをよくわかっていない。そして生きるということもわかっていない。健常者だって生きて何をするんだ?生きていることに価値なんて付けるな。この世に落ちた命はただひたすら生きるだけ。それでいい。
私たちは明日のことを知らない。自分の命がいつ果てるか知らない。知らなくていい。