雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

秋野菜の植えつけ。

2016-08-30 20:37:12 | 日記
 我が家周辺では、大根は村の諏訪社の祭りの頃蒔けばいいと聞いてきました。

 ですが、今年は台風9号の豪雨や、今また台風10号が通貨するまで畑が出来ない状態になっています。

 
 育苗ポットにはキャベツ、カリフラワー、ハクサイの苗が育っています。今週中に植えつけをしなくてはっ!




 

田舎に住もう。

2016-08-28 05:46:49 | 日記
 最近、私の住む新潟県糸魚川市にも定住促進課なる部署が出来、移住定住に力を注いでいます。

 今は、空き家を探し、そこに移住者の方に住んでもらうという企てをしています。

 そして、私の住むこの谷の住人たちにがその受け入れをする予定なのですが…。

 まず、頭ごなしに、地域の人足や役員を受けてもらわんならん!と意気込む区長さんがた。

 もちろん、都会感覚でただ住むだけでは住居まで提供する意味はありません。ただ、そこはやんわりとやんわりとかな~と思うのです。

 何しろ、その区長さん自身が、では自分の息子夫婦に人足やら役員やらをやらせているかというとそうでもないんです。要は、田舎も都会も同じなんです。時代が変わり、世代が変わったんです。田舎は古い慣習を守り続けてきた中で、若い世代が嫌気がさして出ていったということです。

 で、高齢者ばかりになって困った、何もかも維持出来なくなってきた、誰か何とかしてくれ~ってのが、今の田舎です。

 若い世代がなぜ、ここを離れたか。

   よく言われるのが仕事。ただ、この谷に限って言えば、ほとんどの人が車で15分の市街地に通勤しています。もっと、求めている人は都会に出て  いるでしょう。大学を出て優秀な人は帰って来ないといいます。その出た大学に見合う職場がないということでしょう。都会の大企業で自分の力を試  してみたいという人もいるでしょう。若者が旅と冒険をしなくなったらこの国も終わりかなという気もするので、そこは私は、「あり」だと思ってい  ます。

   ただ、成功したら必ず故郷に恩返しをしてもらいたいと思ってはいます。

  話を戻すと、この谷に住んでいても通勤は全然大丈夫です。それが本当の理由とは思えません。

   では、同居の問題。これは、若い世代が世帯を持つとここを出て行くというパターンがほとんどだということから十分、理由になると思います。も  ちろん、子育て中は、同居はとても助かるのですが、同居にはお互いがこまごましたことをどこまで我慢できるか、妥協できるか、だと思います。

   家計を誰が管理するのか、台所に女が二人いてはなかなかうまくいかないのは昔から言われています。また、地区の寄り合い、祭り、冠婚葬祭の手  伝い、また、盆暮れには里帰りの親兄弟家族が大勢、押しかけてきてその賄いをしなくてはならず、盆暮れに自分が里帰りするなどということはまま  ならないのです。

   それに、なんといっても代々100年も受け継がれた古民家に若い世代の今どきの生活を持ち込むスペースなどありません。雑誌などで見る夢のよ  うな新婚生活など出来るはずがありません。プライバシーもないのです。

   これでは、若い世代が、市街地宅地を買って出て行くのは当たり前な感じです。

   田舎はこうなんだ!という田舎住民の田舎感覚が少し変われば、ここはもっと暮らしやすくなると私は感じています。
  
   古民家をおしゃれにリフォームしてもいいし、田舎の景観を活かした市街地には真似できない住宅を建てることも可能でしょう。

   お祭りだって、自分たちで作り上げるという楽しさがあれば、今より参加しやすくなるでしょう。

    さらには、めんどくさい人付き合いですが、

   これは、地域コミュニティーがあるから、田舎はいいんです。市街地は、住むだけ、寝るだけ、家の中だけ生活です。

    でも、田舎は、家の外の活動が魅力なんです。家の外で野外活動が出来るところが魅力なんです。どこの家にも、作業スペース(土間、にわ)が   あり、畑で収穫した野菜を並べたり、保管するスペースもあります。漬物樽を並べたり、玉ねぎを吊るしたり、どこの家にも別棟で作業所や蔵なん   かがあります。田舎で育った私にしてみれば、そういう場所のない今どきの家って暮らせるのかな?と思ってしまいます。

    田舎の家では、「暮らし」が体験出来ます

   で、土地を使って遊ぶとなると、隣近所とのコミュニケーションは欠かせません。うまく、やった方が俄然暮らしやすいんです。プライバシーが、   なんていう人もいますが、そんなことにこだわらない方が絶対にうまくいきます。

   こんなことを、書くと、田舎ってめんどくさ~って思われるかもしれませんが、この、「暮らし」を楽しみたい人にはとてもおすすめです。

   田舎のイメージに囚われず、新しい田舎の魅力を発見出来れば、ここは本当にいいところです。 

   
   人足ってこうやって、共有の道や施設の管理を住民自身で行う作業のことです。

   そんなの役所にやってもらえばいいじゃん!都会の人はそういいますが…。

   

 

台風9号の爪跡。

2016-08-27 20:31:18 | 日記
 23日未明から朝方にかけての豪雨被害ですが、水が引いたあとを回ってみました。

 我が家の周辺の状態です。

 水田に泥が入って稲が埋まっています。
 

 

 

 排水路に大きな石がごろごろしていました。
 

 県道の通行止区間。
 大きな杉が倒れています。土砂が道路を塞いでいます。


 その先には巨大な石が落ちていました。こんなところを通行していたら大変なことになるところでした。
 

 夕暮れ時に歩いてみたのですが、また落石とかあったら…と思うと怖くなって走って帰ってきました。
 それにしても、水の脅威でした。

 

ダリアの季節になりました。

2016-08-26 07:01:08 | 日記
 少しお休みしていた我が家のダリアが秋の気配を感じて復活してきました。ダリアは夏から秋の花ですが、夜温が高いといいい色が出ません。昼夜の温度差がある方が深みのあるいい色の花を咲かせます。ただ、秋が深まり気温が下がりすぎるとうどんこ病が出たり、花が小さくなってきます。やはり、7月と、9月が一番見ごろだと思います。

 我が家のダリアを紹介します。

 シャンデリア。鮮やかなローズピンクが眩しいです。


 ブーケ。茎が細く花びらが柔らかいですが、切り花で長持ちします。花びらが落ちません。


母の子守唄。鮮やかなオレンジが映える花です。たくさん咲いて丈夫で茎も長く切り花に向きます。




ミズノアール。黒い花が細くすーっと伸びた茎に咲きます。黒蝶より花が小さいので切り花としては扱いやすいです。株も整いやすいです。



春慶。大輪。今年の我が家の新顔ですが、茎が太く、あまり伸びない漢字です。切り花には向かないかもしれませんね。


ディープアプリコット。オレンジのボール咲がかわいいいですが、暑い時は色が褪せます。これから楽しみです。茎は長く切り花向き。




ガールズトーク。白とピンクが混じった花になる予定なのですが、我が家のはほぼ紫がかった濃ピンクです。茎が太いので切り花ぎりぎり。


エンジェルヒップ。
明るくやわらかな色の花をたくさん咲かせます。


まりまり。やっと咲き始めました。今のところ太い茎って感じです。色はもう少し涼しくなれば変わるのか。


 ダリアを切り花にするには、まめには脇芽や花芽をかく必要があります。今は、その作業です。

 只今、ファームは草ボーボーにつき、残念な状態です。秋の畑に衣替えするまで少々お待ちを!



豪雨災害に遭う。

2016-08-25 06:40:10 | 日記
 普段は穏やかな山間のこの谷に23日未明から激しい雨が降り出しました。これは、台風9号の影響でした。3時ごろにはゴーッという激しい雨の音が続き、何となくこれはやばいな~と思いながら寝ていたのですが、なかなか眠れず…。携帯で時間を見ると3時半過ぎ。ダンナは、地元の消防団長でもあるし、地元建設業の役員でもあるので、作業服を着て起きていきました。

 4時前、私も起きてリビングへ行くとダンナが、携帯で話していました。消防本部から、地区内で浸水家屋が出たということでの出動要請でした。
 私が、窓の外のバラの庭を懐中電灯で照らすと、見えたのは水の流れる様子でした。うわっ!川になってる~。外に出たダンナが庭とは反対側にある車に乗ろうとでるとそっちも別方向から流れ込む水…。

 床下きてるかもしれないと言って出て行きました。

 私も、カサをさして懐中電灯を持って外へ出ると我が家の裏の用水が溢れ我が家のバラの庭になだれ込んでいます。反対側は県道側の水路が溢れて道路が川になって我が家に流れてきていました。我が家は一段低いところにあるので水が集まってきます。我が家の周りの側溝は溢れていました。メダカのプラケースが溢れて流れているんじゃないかと心配しましたが予想を超えた事態で、プラケースが水没しそうでした。まあ、4時半過ぎには雨がやや弱くなっていたので様子見にしました。

 4時半過ぎには、近所の人から区長と連絡が取れないと電話がありました。

 どの道、明るくならないと外には出られないし、危険だということで少し待つことにしました。

 5時になると私はカメラを持って外へ出ました。その時間には我が家の周りの水は引けていました。山を背にしている近所の家数件は裏山から滝のように落ちてくる水が水路などを塞いで家に水がくるのを防ぐために作業をしていました。

 さらに副区長と合流し、集落に入口の家に行くと道路に多量の泥が出ていて、用水路から激しい水しぶきが上がっていました。その先の県道は土砂崩れが起きていて大きな杉が倒れて道路を塞いでいました。その向うには巨大な落石が見えました。

 さらに、水田のほ場も冠水していました。田んぼからあふれ出した水が段々の下の田んぼへ滝のように落ちていました。農道も冠水しています。

 なぜか、水田のまわりにシラサギがたくさんいました。

 そして、6時前、呼び出されて地区の対策本部へ向かいました。

 災害対策本部には次々と情報が集まってくると根知谷全体が相当なダメージを受けた様子が見えてきました。

 あとは、ニュースや新聞報道のとおりなのですが、

 こんなに被害が出たのは何十年ぶりかだと思います。被害に遭われた皆さんには心よりお見舞い申し上げます。