雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

日本の農業の未来

2011-10-31 07:53:18 | 日記
日本のTPP交渉参加が新聞紙面を賑やかしています。
賛否両論ありますが、私のここのところの経験から後ろ向きはダメだとわかってきました。
見ない聞かないでは、取り残されてしまうのです。
もちろん、農業は心配です。今まで守られていたわけですから。
ここから先は、作ればいい農業ではありません。如何に海外の農産物に負けないようにするか、逆に今までつまらないと思っていた農業が面白いものへ変わるかもしれません。
自分達で考える農業です。
もちろん、国民も日本の農業や食糧について考えるいい機会になると思います。自分達の食べるものを自分達の国で調達できるようにすることが如何に大切か...

中東の国は油はあるけれど水も食糧もない...

日本には水と豊かな土があります。これを守ることが如何に大切か...

私たち一人一人が目先の企業の利益だけに囚われないで、本当に大切なものは守らなければならないのです。
日本の農業は資本主義経済の理論だけで考えてはいけないと思います。

柔軟性

2011-10-30 14:03:44 | 日記
私が去年から参加している器楽バンドなんですが、平均年齢65くらいでしょうか。
かれこれ10年以上活動してきたらしいのですが、過去に参加しては去った人もたくさんいます。
一人一人の音楽レベルも低く、今までそれなりの音楽をやってきたようです。
誰でも音楽が出来るという象徴なようなバンドです。

でも、少し向上心が欲しいなぁ...と思うのです。
あともう少し新しいことを取り入れて欲しいかなぁ..と。選曲にしてもアレンジにしても...。

このバンドに何が足りない..

柔軟性でしょうかね。

7年目の山古志より

2011-10-29 08:06:54 | 日記
無くして得たもの...

震災から7年経った山古志を訪れて感じたこと。

当時あちこちで赤茶けた土が剥き出しになっていたところも今は緑に覆われて説明を受けなければわからないほどになっています。

被災した家屋は山奥の集落としては不自然なほど立派に建て直されています。
ちょうど養殖池から鯉を揚げる季節なのか、あちこちの家の軒先に鯉が売られています。

当時、テレビで見ていた被災地にはもう住めないだろうと思っていました。人は強いものですね。

私達は生きている大地の上で営みを続けています。大地が生きている限りこういう災害は避けては通れません。

東日本大震災にしても、震災前後で人々の生き方が変化したといいます。
無くしたものはあまりに大きかったと思います。
でもそれは無くして初めて気付くものも多かったと思います。
今の山古志の復旧も、ふるさと山あいの当たり前の風景をもう一度取り戻したいという思いが伝わってきます。