雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

親育。

2016-10-04 06:42:38 | 日記
 以前から、地域の子供達と付き合うことが多いのですが、ここ数年強く感じることがあります。

 それは、親育。

 子供達を取り巻く大人たちの環境です。

 仕事が忙しく子供にかまっていられない親、遅くに結婚した親の行事への不参加、貧困…。

 もちろん、田舎は自然環境に恵まれ子育てには最適な土地だと思います。そこで、大切ないくつかのことを大人=親たちが心得ていればの話です。

 私は、時々、そういう親たちに、スキーをさせないかとか、何か夢中になれるものをもたせないかと働きかけますが、親たちはいろんな出来ない言い訳をします。

 出来ない、無理という親から、出来る、頑張る子供が育つでしょうか。

 勉強が出来ても仕方ないという風潮もあります。

 でも、勉強が出来れば多分、親としてそんなにうれしいことはないと思います。その体験が親にも無ければ子供にもそういう喜びを与えることを知らないのかもしれません。

 正直、地方の田舎では優秀な人材は見合う働き場所が無く、残っていません。私みたいな就職しそびれた落ちこぼれ?が多いのです。

 でも、だからと言って子供達もそんなもんでいいとは思って来ませんでした。

 勉強が出来るということが全てではないです、もちろん!

 でも、勉強ができた方がいいに決まっています。

 我が家の子供達にはずっと、ゲームなどやる暇がないくらいスキーをさせてきましたが、それと同じだけ勉強もさせてきました。大好きなスキーをやるために勉強をするのです。

 スキーで食べてはいけない、職業には出来ないと言い聞かせてきました。スキーを続けるには、しっかりした仕事について自分で道具を揃えて余暇を使って続けなさいと。スキーだけで家族を持てないと。

 スキー、無駄だったんじゃないの?とも言われますが、いえいえ、全然。スキーをしていなければ、今の子供達がなかったのじゃないかと思います。

 勉強だけならば、人生に彩がなかったんじゃないかと。もちろん、私自身もです。お金はかかったけれど、かけがえのない経験をしました。子供達と大会を転戦したあの日々は私のこれまでの人生でもっとも輝いていた時期な気がします。

 そういう経験をしてもらいたいんです。子供を持つ大人の皆さんには。

 私は、スキーと出会ったおかげで雪も子供も重荷と思ったことはなく、雪を天からの恵みと思えていました。

 スキーでなくてもいいんです。子供が子供である時間って短いんです。何か、親子で夢中になれることに挑戦しませんか。

 

 

 

 

 
 

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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2016-10-05 15:43:01
すごく
上から目線の記事ですね。
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