私が、山で畑を作った初心に帰る機会をイノシシにもらったとして、自然と共存するということにします。彼らを殺しても根本的な解決にはならないだろうし、そもそも殺生は好きでないので…。殺生の話は別の機会にということで、花と私のこと、です、
子供の頃から花が大好きで、そんな私が結婚を機に我が家を離れ嫁ぎ先には姑が畑を管理していて当時は、花など植える場所はないと言われたので、たまたま空いている土地があったのでそこに自由に花を植えることが出来ました。ボランティアで花いっぱいの会とかで活動していたのですが、花をお金に変えるということをしたかったので、仲間を募ったのですがお金に帰ることに同調してもらえず、最初は二人で初め、直売所に切り花をうったりしていました。でも、ガーデニングブームもあり、雨飾りファームと名付けた畑の半分をガーデンにしていきました。好きな花、好きな景観を作るためです。
個人のガーデンとしては広いけれど、誰かに見てもらうには小さいこのファーム。いつのまにか勝手に増える宿根草に覆われていました。私的にはそれで全然良かったのですが、やはり図抜けたところが無いですから、頑張っても誰も見てくれるわけではないので少し行き詰っていた所だったのです。そこで、この秋は、思い切って綺麗に咲かないものや大きくなり過ぎたものを抜き取ったりするして家のリフォームで言えば減築といった感じでしょうか。そういう作業をしたばかりでした。そこへイノシシが残ったエリアまで激しく耕してくれて見事に何もなくなっちゃいました
景観を作るか、好きな花を植え続けるか
この際景観は二次的なものと考えて好きな花を植えて行くか、いっそバラ園してしまうか。
山でバラを植えるということは予想以上に虫害が出るのです。一番ひどいのはクロケシツブチョッキリという米に付く黒い小さなゾウムシにそっくりな虫、蕾が小さなうちにやられると蕾が全部落ちて全く花が咲かないのです。ミニバラなど、花が小さいものは被害を受けやすいです。見つければ捕殺ですがなかなか木が大きくなればそれは現実的でないのです。
やっと花が咲いたかと思えば今度はマメコガネです。淡い花色のバラや、黄色いバラは特に標的になります。 大きなコガネムシが花に沢山群がってきてあっという間に花びらを食べ尽くしてしまいます。蕾が開き掛けると中に入っています。これも、捕殺です。しかし、どこからともなく飛んで集まってくるので防ぎようがないというのが現実。
庭づくりも花も、害獣や害虫のいない都会で育てろということなのでしょうか。
それでも、好きな花たちと暮らしたい。夢を叶えるのも大変です。でも、夢があるから頑張れるのも事実です。