雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

大好きな花と暮らす。

2019-12-24 09:37:00 | 日記
   私が、山で畑を作った初心に帰る機会をイノシシにもらったとして、自然と共存するということにします。彼らを殺しても根本的な解決にはならないだろうし、そもそも殺生は好きでないので…。殺生の話は別の機会にということで、花と私のこと、です、
  子供の頃から花が大好きで、そんな私が結婚を機に我が家を離れ嫁ぎ先には姑が畑を管理していて当時は、花など植える場所はないと言われたので、たまたま空いている土地があったのでそこに自由に花を植えることが出来ました。ボランティアで花いっぱいの会とかで活動していたのですが、花をお金に変えるということをしたかったので、仲間を募ったのですがお金に帰ることに同調してもらえず、最初は二人で初め、直売所に切り花をうったりしていました。でも、ガーデニングブームもあり、雨飾りファームと名付けた畑の半分をガーデンにしていきました。好きな花、好きな景観を作るためです。
  個人のガーデンとしては広いけれど、誰かに見てもらうには小さいこのファーム。いつのまにか勝手に増える宿根草に覆われていました。私的にはそれで全然良かったのですが、やはり図抜けたところが無いですから、頑張っても誰も見てくれるわけではないので少し行き詰っていた所だったのです。そこで、この秋は、思い切って綺麗に咲かないものや大きくなり過ぎたものを抜き取ったりするして家のリフォームで言えば減築といった感じでしょうか。そういう作業をしたばかりでした。そこへイノシシが残ったエリアまで激しく耕してくれて見事に何もなくなっちゃいました
  景観を作るか、好きな花を植え続けるか
  この際景観は二次的なものと考えて好きな花を植えて行くか、いっそバラ園してしまうか。
  山でバラを植えるということは予想以上に虫害が出るのです。一番ひどいのはクロケシツブチョッキリという米に付く黒い小さなゾウムシにそっくりな虫、蕾が小さなうちにやられると蕾が全部落ちて全く花が咲かないのです。ミニバラなど、花が小さいものは被害を受けやすいです。見つければ捕殺ですがなかなか木が大きくなればそれは現実的でないのです。
  やっと花が咲いたかと思えば今度はマメコガネです。淡い花色のバラや、黄色いバラは特に標的になります。  大きなコガネムシが花に沢山群がってきてあっという間に花びらを食べ尽くしてしまいます。蕾が開き掛けると中に入っています。これも、捕殺です。しかし、どこからともなく飛んで集まってくるので防ぎようがないというのが現実。
  庭づくりも花も、害獣や害虫のいない都会で育てろということなのでしょうか。 

  それでも、好きな花たちと暮らしたい。夢を叶えるのも大変です。でも、夢があるから頑張れるのも事実です。







イノシシが…。

2019-12-23 07:36:00 | 日記
   12月に入っても暖かい日が続いている雪国新潟です。
   いつもの年だとファームは雪で覆われていてもう行くことは無いのですが今年はまだ積雪がゼロです。
   ということで、ファームに行ってみると…。なんと、イノシシがことごとく畑を掘り返していました。宿根草、特にアルケミラモリスとジャーマンアイリスのエリアがやられていました。ここ数年耕さずに宿根草中心に育ててきたエリアが綺麗に耕されていました。まあ、これで吹っ切れたというか、来年はそういうことも頭に入れてファームの花エリアを全面リニューアルさせる決心がつきました。とはいえ、誰も見にくるわけでも無いので正直自分が納得出来ればいいだけなんですけどね。切り花で使えればとジャーマンアイリスや、芍薬を植えてるんですが、直売所では花保ちが優先されるのでなかなか売れないんですよね。バラやダリアもそうですが、長持ちする花ということで、キクなどが強いですね。しかも、蕾のもの。だったら、花の綺麗さなんて関係ないじゃん!などと思ってしまいます。本当に美しい花を見られるのは自分で育てている人だけなんでしょうか。生花は長持ちしないから造花でっていうのでいいのかな…などと考えてしまいます。
   いずれにせよ、イノシシのせいで来年の計画が大幅に変更になりそうです。
   あ、シーズン中は電気柵はってあるんですよ。だから来ないんですが、電気柵は雪が降る前に外すのでこうなったんですね。雪は降るときに降ってもらった方がいいということですね。




バラって雨に弱過ぎ。

2019-12-21 08:09:00 | 日記
   今、流行りのシュラブ系のバラやイングリッシュローズたちは本当に雨に弱いのです。バラが咲く頃は、一番雨の少ない時期ではあるのですが、ひとたび雨に遭うと細くしなやかな枝は花びらの間に雨を受けてすっかり重くなったゴージャスな花を支えることが出来ずに一斉に下を向いてしまいます。地面にもついてしまい泥跳ねに遭うものもあります。正直これが非常に残念!
  中には、蕾の時に雨に遭うと開かなくなる品種もあります。昨年は、雨の度に作業所に移動させていました。せっかく沢山の花や蕾をつけても雨で終了となってしまうのは悲しすぎです。バラは四季咲きと言いますが、まとまった花が見られるのはやはり初夏です。秋にうまく咲かせられるかは夏越し次第。その点、冬越しは間違いないので我が家では5月末から6月初め。この時期だけ。6月中旬に梅雨入りしてしまうとそこで一旦終了なんです。
  我が家のバラは家の周りは全て鉢植え。今は50鉢弱。鉢植えならば置き場はいくらでもあるのでいくらでも増やせます。田舎はそういうのがいいですよね。いろんな花を育てていますが、やっぱりバラが一番かもしれません。
  ガーデニングブームも去り、ホームセンターも年々、花苗のコーナーが狭くなってきたような気がします。私は、ブームと関係なく、とにかく好きだっただけなのですが、今の若い世代にもガーデニングの素晴らしさに気付いて欲しいです。
  話がそれてますが、そうそう、私が育てて雨に弱いと感じているバラ、まずは、ジンジャーシラバブ。丈夫で無農薬でも育てられ蕾も沢山付けます。が、雨に当たると白い蕾が茶色に変色して開かないまま落ちてしまうのです。なので、我が家では5月雨の当たらない軒下に移動させています。ちゃんと開けば見事だと思うのですがなんなのって感じです。あとは、コンテドゥシャンパーニュなど、イングリッシュローズの花弁数が少ないタイプ。一雨でダメになってしまいます。
  フワフワでおしゃれでゴージャスな最近のバラ、昔の剛直な枝先に剣弁咲の厚いしっかりした花弁の花はそこそこ雨に強かったのですが…。でも今のこのグラマラスになった花が最近のバラブームを支えていることは間違いありません。
  



  

ブルーボーイ。

2019-12-19 10:10:00 | 日記
  レイニーブルーと同じくらい好きなバラにブルーボーイがあります。実は2度くらい枯らしてしまっているのです。でも、どうしても忘れられずにまた買いました。このバラも青バラですが、  レイニーブルーと同様、あまり香りません。最初の頃はこのバラが下向きに咲くのが残念な気がしたのですが、2年目くらいにたくさんの花を咲かせた時に  レイニーブルー   との対比が素晴らしかったのです。その後、なぜか枯れてしまいました。やや黒星病にも弱いです。
  もう一度、レイニーブルーと対比させたくまた育てることにしました。
  来春、ステキなコラボを見られるといいな。
 




レイニーブルー。

2019-12-16 07:35:00 | 日記
    我が家には、レイニーブルーの4鉢もあります。
    華奢な枝にミニバラのような小さな葉、そして沢山の蕾が枝いっぱいについて次々と花を咲かせてくれます。一つ一つの花は寿命が短いのですが、一枝に沢山の花を咲かせるので株全体が淡いブルーで覆われふわっとした花で華やかです。我が家は基本鉢植えなのですが、このレイニーブルーの鉢を他のバラの鉢の間に繋ぎに入れると素晴らしいです。
   やや、夏の暑さに弱いのか黒点病で葉を落としてしまいますが、涼しくなってくればまた復活します。枝が柔らかいのでつるバラとしては扱いやすく、私はこのバラが大好きです。