雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

6月が終わります。

2016-06-30 06:55:51 | 日記
 気が付けばカレンダーの半分が終わり、季節は夏に移っています。

 ここのところ、梅雨らしい天気が続いていて畑に出られず、悶々とした日々を送っています。バラも雨でうなだれていますし、晴れ間を見て薬剤散布をしていかないと病気が入りそうです。

 それでもまだ、九州地方のような大雨被害が出てないのでよしとしましょう。こういう、どうにもならないことに対する諦めというものは自然相手の仕事の中で培われていきます。全て自分の思うようにいかないのだという諦めも時には必要なのです。

 雑草が勢いを増すファームも少しづつ夏バージョンに移行しています。

 ヒャクニチソウ。この花はおばあちゃんの庭にあって仏壇に飾るというイメージなんですが、実は花壇にも切り花にもすごく使える花です。夏にぴったりのキャンディーカラーは他の花にないくらい可愛らしいし花壇のアクセントになります。

 

 これはクレオメ。トゲがあるし大きくなるのでこれも田舎に庭によくある花ですが、暑さに強く大きくなると存在感たっぷりで広い庭には重宝します。一度植えればこぼれ種で毎年出てくるのも魅力。



ソリダゴやルドベギアの黄色い花が目立ってきました。


 アジサイの仲間、アナベルも今が見ごろです。


ダリアの間からクレオメが。主役取られないでよね、ダリアさん!


お盆出荷用のアスターも順調に育っています。

長野県境?で地震が続いています。

2016-06-29 05:05:58 | 日記
 今朝方も、地震で目が覚めました。先週土曜日にいきなり震度3の地震が来てから震度1~2程度の地震が頻発しています。なんとなく気持ち悪いですね。
 震源地はちょうど148号沿いの県境付近らしいです。

 新潟県上越地方とはいうものの長野県小谷村~白馬あたりが近いです。

 活火山・焼山の活動も活発ですし、注意しないといけないかなと感じます。

 それにしても、梅雨空が続きます。

 この時期はいつもそうですが、畑の作業が出来ない日が1週間も続くとおそろしく草が成長して、毎年梅雨明けあたりから草取りに追われるのですよ。

 気候にはかないません!

 

 

山間地域の暮らしを維持するということ。

2016-06-27 04:44:12 | 日記
 昨日は、地域づくりプラン策定メンバーと視察研修に行って来ました。行先は、十日町市。十日町市は日本有数の豪雪地帯であるにも関わらず、最近地域おこし協力隊などの制度をを積極的に活用し、移住定住者が増えているところです。
 特に、今回は池谷集落という存続すら危ぶまれた地域に少しずつ若い人たちが都会から移住してきて奇跡の集落とまでいわれている、そこにお邪魔しました。

 そこの十日町市地域おこし実行委員会の方からいろいろお話をお聞きしました。

 感じたことは、まだまだ自分たちの地域にはこれから先の未来に対する危機感が薄い、一部の人たちが抱いている危機感を地域全体のものとして共有できていないというところからなのかなと思いました。

 よく考えればわかることで、自分たちの家を継ぐもの、この地域に残っている次世代の若者がいなければ地域は消滅するということ、それが見たくない事実で考えても仕方のない未来だというふうにしか捉えられていない気がします。

 もちろん、この地域が人口減で今まで通りのいろいろなことが維持出来なくなるであろうことは想像はついているであろうけれど、それに対して今打つ手が思い浮かばないといったところでしょうか。

 でも、少なくとも今回視察にいったメンバーは感じていると思うのでそれをいかに情報発進していくかがポイントです。

 池谷で最後に心に残ったのは

  「人や環境のせいにしない」

  「出来ない言い訳ではなくどうやったら出来るかを考えるようになる」

 これが大切だと私も思いました。


  午後からは、同じく十日町市松代地区にある竹所という集落へ行きました。

  ドイツ人建築家のカールベンクス氏が古民家再生を通して田舎の魅力を伝え、田舎の限界集落に移住定住者が増えるきっかけとして「竹所のキセキ」
 と言われているそうです。

  

 これは、イエローハウスと名付けられていて、カフェとして一般客を迎え入れています。







家の裏の池はまるでモネの睡蓮の絵画の世界でした。ここは日本だろうかと思わせるような世界でした。

茅葺の古民家の中は3階になっていて3階から下のカフェを見下ろすとまた素敵でした。





天上の梁や柱が生かされており、帰り道にみた市街地の宅地のおしゃれな家たちとはまったく違う圧倒的な存在感でした。

カフェは日曜日だったので絶え間なくお客が訪れていました。

正直、本当にただの過疎地の山の集落です。でも、カールベンクス氏の手がけた古民家が点在していてそれが自然の森と見事に融合していました。

限界集落再生の一つの可能性を見ました。

 



 

  

金魚の稚魚すくすく。

2016-06-26 20:58:17 | 日記
 今年も金魚の稚魚がそれなりに育っています。

 防火水槽の金魚から孵化した稚魚はしっかりと魚になってきました。
 
 これは、タライのオランダの稚魚です。

 

 小さいですが、尾が開いているのがわかります。

 まだ、一度も水替えをしていません。エサはメダカの赤ちゃんのエサです。

 これから、何匹くらいが立派な金魚になっていくのか、私の夏のお仕事です。

七夕づくり。

2016-06-25 20:47:32 | 日記
 
  今年も、「根知のお七夕」作りの季節です。

  今日は、公民館で七夕飾りを作りました。

  

  この地域の七夕は、笹に飾り付ける七夕ではありません。道路の上に縄を渡してそれに飾りを吊るす珍しいものです。江戸時代に松本などから伝わったものではないかという説もありますが、まだはっきりわかりません。

 わかっているのは、私の82歳の父が子供のころにはやはりこういう形の七夕をやっていたようです。学校から帰ると近くの集会所などに集まって子供たちで飾りづくりをしたそうです。今は布で作っていますが、父が子供の頃は布はもったいないということで紙でつくっていたということです。

 この七夕は一時途絶えていました。再び地域に七夕が出現したのは、私が小学生のころです。

 そして今現在は7月7日に飾って8月7日に川に流します。

 今は、ないのですが昔は藁の船を作ってそれに降ろした飾りを乗せて川に流したそうです。

 

 ティータイムはサクランボとバラ!