回転寿司の寿司職人

 回転寿司へ行った。
 寿司の皿が流れていく輪の内側に、何人かの職人さんが立ち並んで寿司を握っていて、若い人たちはそうでもないけれど、私の座る場所の一番近くで寿司を握っている年配の職人は、職人気質を絵で描いたみたいな、いかにも気難しそうな顔をしていた。子供用にわさび抜きの寿司を頼んだりするのがおっかないように思えたのだが、意外にも、相手のほうから、よかったらわさび抜き作りますからと気遣って言ってくれたので、ではとすぐに注文した。
 怖そうな見かけとは違って、それほど愛想の悪い人でもないのだろうと思っていたら、そのあと回っているのを取った寿司が、握った人がうっかり忘れたらしく、わさびがついていなかったので、わさびをもらおうと思って、わさびがついてないので、と言いかけたら、俺の仕事にケチをつける気かという剣幕で、それはお客さんがわさび抜きを頼んだのでしょうと、怖い顔をして畳み掛けるように言った。
 いや、そうではなくてと説明したら、いかにも不機嫌そうにわさびをとってくれたけれど、やっぱり見かけどおり、中身も絵に描いたような職人気質であるらしかった。


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回転寿司「猫おどり」

猫ちゃん御用達の回転寿司です。
基本はわさび抜き、わさびが必要な方はおっしゃってください。
もしかしたら、シャリも抜きかも。
シャリが必要な方もおっしゃってください。

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ハリポタ中…

といっても、先日ニュースになっていた本ではなくて、一年くらい前に買ってほったらかしにしていたのを、最近読み始めたものである。
いざ読み始めると、なかなか止め難い(正確には、最初20ページくらいのところと、300ページくらいのところでしばらく止まっていた)。
したがって、ほかの用事が、ちょっと滞り気味である。


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雑草から紙を作る

 中学生の頃は、科学雑誌の「ニュートン」にかぶれていて、その「ニュートン」が「地球クライシス」みたいなタイトルで温暖化とか、森林伐採とか、絶滅危惧種とか、そういう特集をしょっちゅうするものだから、半ば洗脳されて、かなり真面目に環境問題を考えていた。
 そこで、中学二年の夏だったと思うけれど、理科の自由研究のテーマを、そこいらに生えている雑草から紙が作れないかということに決めた。ただ抜かれて捨てられるだけの雑草を有効利用できれば、そのぶん伐採される森林が減ると、無邪気に考えたのである。
 工場で行われているような製紙法で作るのは無理だと思ったので、資料館へ行って、和紙の作り方を調べた。空き地にたくさん生えている、人の背以上もあるようなセイタカアワダチソウに目をつけ、引っこ抜いてきて、煮たり叩いたり水につけたりして紙を作ったのだと思うけれど、なにしろ生来の飽きっぽい性格で、意気込んでテーマを決めたまではよかったが、だんだん面倒くさくなって、なにやらいい加減な紙かどうかわからないものが出来た。
 先日ニュース番組で、よく似たことに取り組んでいる人のことがとりあげられていたから、20年前の私の自由研究は、なかなか社会性があるテーマだったと思うのだけれど、やっぱりレポートの出来がいい加減だったためか、理科の教師にはたいした評価ももらわなかったように記憶している。
(トラックバック練習板:テーマ「自由研究の思い出」)


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