なんとか本番中でも、楽屋のトイレを使いたい。
どうすればいいかと言えば、単純な話で、
にぎやかなシーンのちょっと前に行けばいいのです。
だけど、別のチームの作品だから、
そこまでタイミングがわからないんですねぇ。
これね~、意外にわからないものなんですよ。
自分が出ている芝居でも、
「次のシ-ン、何だっけ?」ってよくあるし、
本番でやっと把握することが珍しくないんです。
って、こんなネタを、延々と語ってますよね
・・・すみません!
だけど、これは切実ですからね(笑)
で、どうしたか、というと、
たまたま、この作品に出演しながらも、
途中で楽屋に戻る人がいたんですね。
本番中の役者は楽屋には戻らない、という話は、
(その・13)あたりに書きましたが、戻る人もいました。
例のパイ投げの泡を作るのに、
「プシューッ!」という、スプレー独特の音がうるさくて、
とても舞台そででは用意できないため、
出番と出番の間が空いている佐々木悠花ちゃんが、
その用意をするべく、
かなり長い間、楽屋にいたんですね。
で、そんな話をしたところ、
「わかりました! じゃあ、私が教えますから、
そのときに行って下さい」
と引き受けてくれまして、
それ以降は、
「望子さん、そろそろです!」
「ありがとう! んじゃ行ってくる!」
という連携プレーが成立しました。
でもね、ここからが肝心!
行ったからって、勝手に流しちゃいけないんです。
トイレから顔を出して、
「悠花ちゃん、どう?」
「あ~、ちょっと待って下さーい。
もうちょっとです~。
・・・・・・はい、大丈夫です!」
「ありがとー!」
とトイレに戻って水を流す、という(笑)
・・・まぁ、ほんとに、尾籠な話を長々と、
失礼いたしました
そんなこんなで、意外に早く本番は終わります。
(こんな呑気なことやってたら、そりゃ早いよね)
我々の「赤い華」より上演時間が短い、
「MUKAIYAMA」の終演は、16:45。
もちろん我々は、その前から全員ジャージ姿で、
ゴミ袋なんぞを手に持ってスタンバイ。
正統派作業用ジャージ姿(笑)
なぜゴミ袋かというと、
ゴミ袋にガーーっと、靴や衣裳を放り込むから。
シワになりやすいし、汚れもするだろうけど、
とにかく量が多いので、
手で持って上がってたんじゃ埒があかないのです。
<16:50>
カーテンコールの拍手とともに、
今度は我々が舞台裏とそでになだれ込み、
小道具をがーーーっ
衣裳をざーーーっ
とにかく何から何まで全部、引っさらって、
・・・と、また同じことの繰り返し。
次の開場時間である<18:00>まで、
目まぐるしく過ぎていきます。
そう。目まぐるしいんです。
セット転換が終わるのが、だいたい<17:30>
開場まで、あと30分!
ここで、小道具、衣装をセットして、
集合、打ち合わせ、抜き稽古、となるのですが、
ほんっとにイロイロとあるんですよ。
台詞も動きも、個人的に当たりたいし、
何かと打ち合わせもあるし・・・、
・・・いや、ね、
それを言い訳にしちゃいけないんですけどね、
こういう状況って、
私のようにポカをやらかしやすい人間には、
かなりヤバいんです
(つづく)
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