・・・と、その前に1枚。
これは場当たりの途中かな。
手前にはゴミ袋やら、使いきったスプレー缶。
他にもいろいろ、雑多なものが転がっています。
(もうほとんどゴミ捨て場)
客席だけど、椅子はありません。
特大の道具箱がいくつも積み重なってるし、
脚立もあちこちに移動するし、
・・・という状態なので、
椅子があると邪魔で仕方がない。
よって、椅子は初日の開場前まで並べません。
この写真は、
懸命に、台本に何かを書き込んでいる私を、
有田佳名子ちゃんが撮ってくれていました。
劇場へ入って、
場当たりで、最終的に、
色々なことが決まっていきます。
決まっていたことが、
大きく変わることもあります。
また、裏方の仕事も、
ちゃんと決まるのは、場当たりのとき。
そんな、決定やら変更についていくため、
頭の固くなったオバちゃんは必死なのです。
(すぐ書いておかないと忘れてしまう)
~というところで、舞台そでへ・・・。
下手ソデの小道具置き場は、かなり雑然。
でも、勢力分布は出来上がっているので、
このあたりに、
ふと私物のタオルなんぞを置こうものなら、
オバちゃんたち(特に私)に怒鳴られます
劇中で、オバちゃんたちが飲み食いする、
コップやお菓子も、意外にたくさんあります。
(誰も気づいてなかっただろうな~)
その中で、1つだけ、
ティッシュペーパーをかけてあるのは、
これは本当に飲むため。
舞台裏は埃っぽくて、何が入るか分からないので、
これだけはちゃんとガード。
オバちゃんとはいえ、女子なのです
こんな小道具置き場に、
置いても許される私物は、水と、のど飴。
なんだけど、ここにひとつ、ヘンなものが。
なぜか、バターなんです。
猛烈な台詞量の参次郎役、むっく君。
ラスト近くなると、さすがに、だんだん、
舌が回らなくなってくる。
で、なにを考えたか、
<バターを舐めはじめた!>
そんなもん、機械に油じゃあるまいし、
と思ったけど、
なんと!
これで最後まで回るようになったのだとか。
うーーーん。
今でも信じられませんが、
今度、自分が苦しんだら、きっと舐めてみるかも。
次は・・・、
わかりにくくて、ごめんなさい。
これは暗視カメラ。
暗転の真っ暗な舞台上も、
このカメラなら、ちゃんと見えます。
だから昔のように、
暗転でハケ遅れて舞台に残っちゃった、
なんて事故は、まずおきません。
昔はこれがなかったから、大変だったんです。
いろいろと・・・<1> <2> <3> <4>
昔は特別な劇場にしかなかった暗視カメラですが、
今は、本当に小型化して、
舞台監督さんが、それぞれ個人で持っている、
そんな道具になりました。
時代・・・じゃのう。
(つづく)
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