突然ですが、私、
場に出て演じている役者よりも、
袖で出を待っている役者の方が、
気になるんです。
というか、役者の顔で一番好きなのが、
「出を待つ」時の顔なんですね。
緊張と、集中力と、恐さと、そして、やるぞと言う気迫と。
たくさんのものを全部抱え込んで、
場に一歩を踏み出す、
それがたとえ稽古場であったとしても、
その寸前の表情というのは、何とも言えません。
これが本番だったりすると、
もうほんっとに魅力的で
もう写真を撮りたくて撮りたくて、
皆さまにお見せしたくて、たまらなくなりますが、
さすがに、一度もやったことはありません(笑)
なので、せめて稽古場の表情だけでも、
いろいろお見せしたいと思います。
画質が悪くてわかりにくいのですが、
こんな感じ。
わかって頂けるでしょうか?
この写真も、
アップにすると、こんな感じに。
自分の気持ちの集中と共に、
ここ!という出のきっかけを、じっと狙って、
その時がきたら、
一気に役の体になって、場に出ていくのです。
たまたま、みんな侍チームなのは、
私との出番が、一番かぶらなかったから、
という、ただそれだけの理由です。
でも本当に3人とも、いい顔してるんだよなぁ。
舞台上(稽古場だけど)では、
佐々木が、息子の大地を連れてきてほしいと、
ヒカリに頼むシーンが繰り広げられています。
それを、袖でじっと見ている2人。
緊迫したシーンを見ることで、
次に出るパワーを蓄えているような気がします。
・・・と、このあたりが、
私のイメージにある「出の前の役者」なのですが、
みんなが必ず、出の前にじっと待っているか、
といえば、さにあらず。
そのときの状況で変わることもあります。
次回は、違うパターンの「出の前」を!
(つづく)
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