今日の雪、大変でしたね~。
私は、ひとつ用事を済ませて、
そこから、遅れて稽古に合流・・・のつもりだったのですが、
バスがまったく来ず

もう行っても無駄だという時間になって、
そのまま帰ってきました

でも今日は、ちゃんと知ってる場所だったから、
あ~あ、程度で済んだんですよね。
もし知らない場所で、
この雪での放浪と思っただけで、
背中が寒くなります。
都心で遭難、とかいったら、
けっこう話題になりそうだし

絶対に「アホ」とか笑われるし

まぁ、そんな前置きなんぞをしつつ、
昨日、予告した、ささやかな(?)放浪ネタをば。
今回の舞台で、愛媛の伊予弁を話すことになりまして、
それを教えていただくために伺ったのは、
横浜のとある駅から、徒歩3分のお宅。
今回の役、台詞量はそれほど多くないんですが、
伊予弁に「翻訳」して、
次に細かくアクセントを練習して、と、やっていて、
作業は結局、半日近くかかりました。
一銭にもならないのに、
これだけの時間をかけて教えて下さった方に、
丁寧にお礼を言って、
「それでは失礼します」
「そこまで送りますよ」
「いえいえ、とんでもない!
駅からたった3分ほどですし」
「でも」
・・・と、しつこく心配して下さったのは、
彼女が私のブログを読んでいたから。
でも、それだけ心配されると、
こっちだって意地になっちゃったりして、
「どうぞご心配なく!(にっこり)
さすがにこれだけ近ければわかりますよ。
それに、連れてきて頂いたときに、
帰りに迷わないように、
ちゃんとチェックしておいたんです(きっぱり)」
「じゃぁ、その角まで」
「いえいえ、寒いですし、大丈夫です!
だって、その角を右に曲がればいいだけですから」
「いえ・・・、左です・・・」

はい、もちろん、私がいくら固辞しても、
彼女はついてきてくれました。
そして、
「ここを曲がれば、もうそこが駅ですから」
「はーい、さすがにわかります。
駅、見えますから(笑)
ありがとうございました~!」
後ろを振り返って、手を振りつつ、
タッタッタっと歩いて、
駅・・・、えき・・・?
・・・ん?
なんで?
ここ、駅のはずなのに・・・。
このドトールは行きにも見たけど・・・、
・・・なのに、駅がない

あん?
歩いてるうちに、広い道に出ちゃった。
どうしてーーーーーーー???
・・・っと、
ふと後ろを振り向くと、
いつもの見慣れた「JR」の文字が・・・。
なんのことはない、
勢いよく歩きすぎて、
駅を通過してた・・・。
というより、
左にあると思い込んでいた駅が、
なぜか右にあった・・・

見えてた駅にたどり着かないんだから、
そりゃぁ、複雑な場所にたどり着けるわけないよなぁ。
ヘンなところで、妙に納得してしまった出来事でありました。
はははは




劇団俳小公演「なにもいらない―山頭火と放哉」
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