私は、自他共に認める方向オンチ。
ですがっ!
これはかなりの記録かもしれません

今日、当初の予定は完璧でした。
1:20~2:20 タップレッスン(渋谷駅そば)
2:30~3:10 Bunkamuraに移動、軽い昼食
3:10~ Bunkamuraにて、
映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」鑑賞
この映画、観たかったんです~

それにBunkamuraならば、あそこの劇場には何度も行っているので、
間違いなく行ける。
ということで、2時半には予定通り、
意気揚々とBunkamura目指して歩き始めました


となれば、ずっと先のあの建物よね~。
(10分ほど歩く)
あの建物・・・と・・・、あれ???

で・ん・りょ・く・かん・・・、
って・・・

違うぅぅぅぅ―――っ

もどれ―――っ


あっ、そうよ、ここっ!
ここを曲がるんだったわ。
(再び10分ほど歩く)
・・・ここの坂って、
こんなに、急だったっけ

ん・・・?
何となく、いやな予感・・・

え? パルコ・・・?
パルコ・・・
・・・は、
なかったぞ―――っ

もどれ―――っ


ええっ、もう3時じゃない

ああ、もう仕方ない。
人に聞くしかない

Bunkamuraを聞くのは、いくらなんでも恥ずかしかったけど、
このままだと、絶対に間に合わないっ。
ということで、はい。聞きました。
西武デパートのタクシー乗り場にいる制服のおじさんに。
とても丁寧に教えてくださいました

結局、ほとんど駅前までもどって、再スタート

そっかーー。
ここだったんじゃないの。
なんであっちに行っちゃったんだろう。
こうやって見てみると、駅から、
近っ

結局、私、渋谷駅周辺を全部歩いたんだわ~

・・・とそこから、また映画館までたどり着くのに、
軽い小旅行をして

映画館に入ったのは3時20分。
渋谷駅からBunkamuraの映画館までの所要時間、
ぬあんと


昼食どころの騒ぎじゃない。
予告編上映中に、のこのこ入っていきました。
はははは

でも映画の方は、とってもよくできたドキュメンタリーでした。
8ヶ月にわたった「コーラスライン」のオーディションの様子を、
今は亡きマイケル・ベネットの映像や、
この作品の土台となったダンサーたちの告白テープを、
おりまぜながら編集しているのですが、
とにかく舞台が「コーラスライン」ですからね~。
いやが上にも、観る者には、
お芝居のテーマと現実とがオーバーラップしていくんです。
・・・が、
実は私は、観ててつらくなっちゃいました。
オーディションの審査員たちの、しぐさ、表情、雰囲気。
個人的にダメ出しをする演出家の言葉。
これらが、自分の記憶につながっていって、
妙に生々しくって、なんだか切なくなっちゃって・・・。
ジャンルも規模も、まるっきり違うけど、
やっぱり舞台は舞台、なんですよね。
でも、それだけに、ラスト近く。
合格者が本番の舞台で「ワン」を歌い踊る姿には、
もう涙ボロボロ。

しっかりカタルシスを味わって、映画館を出ました。
「ワン」か・・・。
養成所の卒業公演で、私も歌って踊ったなぁ

なーんて、思い出しつつ、
リュックの中のタップシューズをカチャカチャ揺らしながら、
今度はまっすぐ、
駅まで帰りました、とさ。
あ~、疲れた~~
