あなたを見つめて。。 monochrome life

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夜間飛行 SEAGULL 4A-105 75mm f3.5〈NEW-TMAX400〉

2008年05月20日 01時27分34秒 | 路地うら迷いびと
安価なトイカメラの夜間描写テストに1本12コマの1/3ほどを撮りおえて最終電車までにターミナルに戻ろうと足早に夜の都会を歩いていた。
ビル工事現場の真新しいパネルがつづいた一角で足が止まった。
その行き止まりの袋小路のパネルには切り込みがあって萎れそうな花が暗闇にむかって枝垂れかかっていた。
無機質な工事現場に潤いを与えるためにこの一角に花を植えているのだろうか。
誰か工事の人が水をあげているのだろうか。
萎れかかった花たちは夜の水蒸気さえも求めるようにその茎を伸ばしていた。
夜風に揺れるそれは美しい女性が手招きしているようだった。。。

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夜間飛行 SEAGULL 4A-105 75mm f3.5〈NEW-TMAX400〉

2008年05月20日 01時16分22秒 | 路地うら迷いびと
film:NEW-TMAX400をISO800使用
developer:TMAX-developer 1:4 20.5℃ 7.5min標準より約1分弱延長
f3.5 1/15秒手持ち(首からのストラップは不使用)
モノクローム1本12コマを全てf3.5 1/15秒を手持ち撮影して完全な手ぶれが1コマ、被写体ブレが1コマ、ピントをやや外したのが2コマ。
シャッターストロークに慣れるまでは1/30秒は必要かな。
首ストラップをして下に強く引きながらシャッターを切れば1/15秒でもブレは少ないがSEAGULLを首からぶらさげてるオジさんなんて嫌だ(笑)
直接に光源を入れるとコマ収差はたくさん出るがどれも醜くはなく最新設計のレンズのほうが僕には味気ないのです。
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夜間飛行 SEAGULL 4A-105 75mm f3.5〈NEW-TMAX400〉

2008年05月20日 01時09分35秒 | 路地うら迷いびと
昼間に見るとポップで可愛い壁なのかもしれないが夜の都会では深海を群れて泳ぐエイのようにも暗闇に無数に浮かぶ島々のようにも見えた。。

『ブラジルの山々が、明るい空にはっきり浮き出して、海の銀波の上に、月夜の空路を開いていた。
髪を逆立たせている。
月光の雨が、それらの密林の上に、飽きずに降りそそぐのだが、色はつかない。
島々も、海面に漂流物のように同じように黒い。
それにこの月影、航空路の始めから終わりまで果てることのないこの月影、月の泉とでも呼ぶべきだろうか。。』Saint-Exupéry
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夜間飛行 SEAGULL 4A-105 75mm f3.5〈NEW-TMAX400〉

2008年05月20日 01時06分30秒 | 路地うら迷いびと
ミュージアムでは一人の若者がダンスステップゲームで最高点を出していた。
ギャラリーの歓声とラップミュージックが交錯してその一角だけはまだ都会の喧騒のままだった。
歩道の車止めのステンレスパイプにシーガルを乗せてわずか3枚のチープなレンズで下から覗いた月はすこしばかり歪んでいた。。
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