って来たのに、呪わしい雨にすっかりテンションが下がっておりました。
しかし貴重な時間と費用を掛けてマウイ島に来たからは、いつまでも
ショボクレてばかり居られません。時間が消えるということは、すなわち
命が消えると云う事なのです。(キッパリ)
てな訳で元凶の雨をなんとか味方につけられぬモノかと思案致しました。
そして閃いたのがケアリア・ポンド国立野生動物保護区です。
そうココは野鳥の楽園なんです。絶滅危惧されているクロエリセイタカシギ
(Hawaiian stilt)やアラエ・ケオケオ(ハワイオオバン・Hawaiian coot)が
生息している貴重な池なのです。↓
ご覧くださいスッカリ干上がったケアリア・ポンドです。もはや池では
ありませぬ。この画像は2012年GWつまり5年前の同時期のモノであります。
もうお判りですね!
前回同時期にはカラカラだったこの池も、連日の雨できっと潤っている
に違いありません。
と云う訳でやって来ました。
ケアリア・ポンド国立野生動物保護区です。
予想通りに満々と水を湛えるケアリア・ポンドがありました。
でも遊歩道は傘の助けが必要です。
少し歩くとまず発見したのはアラエ・ケオケオ(ハワイオオバン・Hawai
ian coot)です。↓
絶滅危惧種の貴重な鳥さんですよね??
案内版との比較でも、多分間違い無いと思います。
しかし我が家のソバの川に来るオオバンとあまり変わらない感じが致します。
↓が我が家のソバの川に来る 渡り鳥の普通のオオバンです。
う~ん やっぱり違いが判らない(-_-;)
さてこちらの案内版で紹介されている鳥さんは↓
こちらの池を代表する、クロエリセイタカシギ(Hawaiian stilt)です。
勿論絶滅危惧種の貴重な鳥さんです。
目を凝らして辺りを見渡しますと、「いた!」ラッキィ~!
しかも2羽仲良く餌を啄ばんでます。
そしてアマサギさんもおりましてが、何故かお一人です。
いつもは集団でいる彼等ですが、単体でいるのは珍しい事ですね。
そうそう↓悪そうな面構えのサギさんが、私を見下ろしてました。
この遊歩道の隣にはケアリア・ビーチが広がります。
グーグル先生曰く、このビーチはホークスビル・タートル(タイマイ)
の産卵場所にもなっているらしいです。
この日の午前にマケナビーチでみたホヌさん↓画像クリックで該当記事に飛びます。
それがタイマイであった可能性がぐっと高まりました。
さて雨を味方とする目論見は見事成功したと云えましょう!
この時期はカラカラ干上る遊歩道で、さまざまな鳥さんと会えました。
またブログに載せれなかった鳥さんも多く、結構楽しめたケアリアでした。
そして帰るころになると、雨も小降りとなり少し希望が出て参りました。
2012年ケアリア・ポンド国立野生動物保護区のブログ↓
やっぱり見応えがありますね。
希少価値の鳥たちは、そんな昆虫や小魚を求めて
たくさん集まってくるのでしょう。
これって、悪いことばかりじゃ無い証拠かも・・・!?
雨がもたらす幸運が虹以外にもあるのだとあらためて
こうやって湿地となることで貴重は鳥たちの生命を育んでいるのですね
ハワイオオバンとオオバンは元は同じ種から分かれたのでしょうね
ハワイオオバンはアラエ・ウラとも頭の赤か白かの違いだけのように見えて
いつも不思議だな・・・と眺めています。
無慈悲な雨をついに味方につけられたようですね。
傘を差しながらボードウォークを行く後ろ姿もなにげに楽しそうではありません
か。
ジーン・ケリーみたいにタップダンスを踊りだしそうです。(かな?)
とてもラッキーでした。雨続きの日々
も悪い事ばかりでは無いと思いました。
納得なのです。しかしハワイオオバンはどこから見ても、
冬に我が街に渡ってくるオオバンそっくりなのです。だから
あまり新鮮な感じが致しませんでした。でもヨコハマで越冬し4月には涼しいところへ飛んでゆく彼等と、明らかにケアリア・ポンドのオオバンは、環境適応の段階で異なる種なのですね。
我慢しました。たしかに呪わしい雨もこの時は
味方になりましたね。