先程処方箋を貰いに、近所の調剤薬局へいった。
今度の薬は保険が利かないので、少々値がはると医師より聞いていた。
しかし処方箋の紙を見せると居合わせた3人の薬剤師が、ギョとした顔になった。
それから根掘り葉掘り質問をされ、さらには病院に電話で問い合わせ
「本当にこれで良いですよね」などと確認している様子・・・
おいおいオレの病気は、そんな大そうなものなのかい!
て言うか、いったいどんな薬なんだ。
心中穏やかではない私に、追い討ちを掛けたのが、
「この薬を入力したら、おかしくなっちゃた。どうしようわかんないよ~」
と受け付けから聞える不安な声。
どうやら薬品入力のPCがトラブルを起こしたようだ。
「だってここがこうでしょ、え~んこんな薬打ち込んだ事ないも~ん」と
半べそをかく事務員。それを叱咤し助言をする薬剤師、
「そんなに大きな声だしゃダメ、患者さんが不安になるでしょ!」
もう充分不安である。
調剤所では2人の薬剤師が右往左往、ああでもないこうでもないと、
言い合って、仕事が前へ進まぬ様子だ。
薬の供給が止まって、既に20分・・
周囲にはイライラしながら、薬を待つじいさん&ばあさん。
狭い待合室はあふれんばかり・・・
さながら修羅場と化した調剤薬局。
じいさん達の目は明らかに、私に降り注がれている。
「若いのに変な薬を頼みやがって」と敵意に満ちた目の数々。
しかも中には「まだ若いのにかわいそうに・・」と言う哀れみの眼差しも
ある。
うっ、その口元の呟きは軽い経文かなのか!?
おお!まさぐる巾着の中に見え隠れする、不吉な数珠・・・
「ちょっと待った」
なにか違う!「オレはピロリ菌除去に失敗して、新しい薬を貰いに
きただけだ」と叫びたい衝動を抑えて雑誌に目を落とすが、心中複雑な
思いが重なる。
結局40分、調剤薬局という針のむしろに座り続けた私であった。
今度の薬は保険が利かないので、少々値がはると医師より聞いていた。
しかし処方箋の紙を見せると居合わせた3人の薬剤師が、ギョとした顔になった。
それから根掘り葉掘り質問をされ、さらには病院に電話で問い合わせ
「本当にこれで良いですよね」などと確認している様子・・・
おいおいオレの病気は、そんな大そうなものなのかい!
て言うか、いったいどんな薬なんだ。
心中穏やかではない私に、追い討ちを掛けたのが、
「この薬を入力したら、おかしくなっちゃた。どうしようわかんないよ~」
と受け付けから聞える不安な声。
どうやら薬品入力のPCがトラブルを起こしたようだ。
「だってここがこうでしょ、え~んこんな薬打ち込んだ事ないも~ん」と
半べそをかく事務員。それを叱咤し助言をする薬剤師、
「そんなに大きな声だしゃダメ、患者さんが不安になるでしょ!」
もう充分不安である。
調剤所では2人の薬剤師が右往左往、ああでもないこうでもないと、
言い合って、仕事が前へ進まぬ様子だ。
薬の供給が止まって、既に20分・・
周囲にはイライラしながら、薬を待つじいさん&ばあさん。
狭い待合室はあふれんばかり・・・
さながら修羅場と化した調剤薬局。
じいさん達の目は明らかに、私に降り注がれている。
「若いのに変な薬を頼みやがって」と敵意に満ちた目の数々。
しかも中には「まだ若いのにかわいそうに・・」と言う哀れみの眼差しも
ある。
うっ、その口元の呟きは軽い経文かなのか!?
おお!まさぐる巾着の中に見え隠れする、不吉な数珠・・・
「ちょっと待った」
なにか違う!「オレはピロリ菌除去に失敗して、新しい薬を貰いに
きただけだ」と叫びたい衝動を抑えて雑誌に目を落とすが、心中複雑な
思いが重なる。
結局40分、調剤薬局という針のむしろに座り続けた私であった。