キヘイ、カマオレ・ビーチパーク Ⅲの散歩は続きます。
一瞬にして品行方正を取り戻す、清々しい朝のビーチでございます。
アロハの風に吹かれて歩いていると、「せめて今日だけは人らしく
生きよう」などと必要以上に自分に罪悪感を抱いてしまいます。
云っておきますが別に世に背を向け生ている訳でなく、ましてや仏罰
の当たる所業も致しておりません。
つまりついついそんな気分なる程爽快且つ神聖な朝のビーチなのです。
日本から約6000キロ、遥々太平洋を渡りやって来たマウイ島
ひと昔前ならば一生に一度の大旅行だったハズです。
昭和40年代、我が親族で初の海外渡航者となった肉屋の叔父は、
目的地香港に渡る前夜、親族を集め別れの会食を致しました。
時と言う名の薄いベールを1枚めくっただけで、あの頃の海外旅行は
水杯覚悟の人生の大イベントでありました。
しか~し♪
平成の御世となりビーチを散歩しつつ、また来年も来
たいなぁ~などと気軽考えている自分がおりました。改めて良い時代
に生きた事を神に感謝せねばならぬと感じたしだいであります。
太陽が高くなれば沢山の人たちが集い遊ぶビーチパーク、静けさを
感じるひと時は短く貴重なのであります。
とは言えライフセーバーの兄さん達のお仕事は、早朝より始まって
いるようです。
キヘイ、カマオレにて夢見心地の散歩もそろそろ終わり、ひとまず
アコモに戻る事にいたします。