ハワイ語で
「曲がりくねる水」 これはワイピオの語源だそうです。
さて渓谷のツアーの話にうつりませう、4WDワゴンの後部ドアー開放のまま
降りる生涯で最も急な坂、シートベルトが命綱のスリリングな状態はカメラを
構える余裕すら、ありませんでした。
つまり車は下るが肝っ玉は縮み上がる、これもまた生涯初の経験でございました。
そんなこんなで谷底に下りると、まず目に付くのが↓この滝であります。
滝の名は「ヒイラベの滝」太く見える方の滝です。
この滝なんと落差1200フィート・(390m)有名な華厳の滝の落差は97m
ですから、そのスケールはお判り頂けると思います。
左側の滝は普段は出現しない滝でして、前日まとまった雨が降ったので現れた
云わば特別出演の滝です。
ガイドさんのお話では「2つの滝が見れるのは、とてもラッキーね」と言ってました。
そうそう、この特別出演の滝は「ハカラオア」と言う名が付いてます。
谷底にもお家があり、バケーション用の貸し出しハウスになってるらしいです。
勿論電気は通っておりません。
ここで、若干この地「ワイピオ」の説明を致しますと、ワイピオはハワイ島で一番神聖
な場所とされており、強いマナの力が王家の墓を守っております。
この地に足を踏み入れる方の多くは、この強いマナの力を感じる事が出来るのです。
1946年に津波・1979年には大洪水がこの地を襲いましたが、一切の死者を
出さなかった話は有名であります。地形から考えまさに奇跡と言える事なのです。
↑は何だかわかりますか?実はコレ「ノニの実」なんです。日本でもブームの
ノニジュース、その原料となるノニの実です。これホントに体に良い見たいです。
しかし我慢できない程の強烈な匂いのする実でもあります。ワイピオにはこんな
植物も自然群生しております。
「曲がりくねる水」の言葉通り、谷には清らかな流れが幾筋も走っておりました。
実はこの清流はタロイモ畑などの水路なんです。
余談ですが、前夜から体調不良を訴えていた、ぽなぺんの具合はこの時既に快復
しておりました。これもワイピオのマナのお陰と、私は思っております。
↑の標識は「許可をされた者以外立ち入り禁止」みたいな意味です。
幸いガイドさんは、この谷の住人同様(お父さんが住んでる)なので、この看板の
先へ入ちゃいました。
さてさて神聖なる谷の真髄は如何に!
なんて言っていたら車の行く手に↓なモノが出て来ました。
馬です、でも牧場で飼われている馬とは違います。
ワイルドホース(野良ウマ)です。
さぁ~、野良ウマの後はは何が出て来るのか、それは次号のお楽しみ。