行燈徒然日記

雑多に色々と・・・ 読んでもつまらんよ!

悪性リンパ腫を疑われ、検査入院してました。

2022年04月24日 | 闘病

表記の通り実は先月悪性リンパ腫を疑われ、検査入院してました。
今回はハワイブログでは無く、我が検査の記録を極力詳細に語って行きます。
もしかしたら、似た様な経緯の方の参考になればと考えたからです。
お断りしておきますが、かなり長いですから、途中でハワイの景色などはさみ
ながら書いて行きます。

さて事の発端は、定期的に受けてる胸部CT(造影剤使用)で我が胸部リンパ節が、
常人の5倍程に巨大化していた為です。そして今回も色々と検査をされ大変でした。

今回もと言うのは3年前にも同じことがあり、同じ検査入院致しました。それだけ
ではなく50代の時も同じように悪性リンパ腫を疑われ、大きな総合病院にて根掘
り葉掘り検査をされて大変だったんです。幸い過去2回は悪い結果は出なかった
んで、今までのうのうと生きて参りました。

さて冒頭に記した通り半年に1回の定期検査(造影剤を入れCTを撮り、同時に血
液9本を採集されるんです。)その結果悪性リンパ腫の疑いが強まった言われました。

でもね、すべての腫瘍マーカーは陰性なんですよ。その事をタテにとり「だから大丈
夫なんじゃないですか」と、診察の時にドクターにお尋ね致しました。しかしドクタ
ー曰く、「血液検査で陽性反応が出たら、多くの場合は癌の侵攻がだいぶ進んでおり
大変な状態なんです。」言うではありませんか!

それでもめげずに「だって痛くも痒くもないんですから大丈夫じゃないのでしょうか!」
と抵抗してみたんですが、「そんなことも多いです」と我が意見はあっさり却下。

皆さん怖いですね。なんの自覚症状も無く、血液検査で何も出なくても癌かも…
なのですから!
でもね考えてみれば確かにそうかもしれません。3年前胃がん患い幸い早期発見で、
未だ再発を免れております。しかし職場の検診でバリウムを飲んだから判明しまし
たが、私には全く自覚がありませんでした。もしあの時バリウムを飲んでいなけれ
ばと思うと、今でもぞっとします。だから皆さん
検査はマメに受けましょう!

話を元に戻しますねと言うことで、三日間の検査入院を宣告されました。まず
は入院前にPET-CT を撮ります。PET-CT検査とは、がん細胞が正常の細胞に比べ
て多くのブドウ糖を取り込むという性質を利用して、放射線薬剤FDG(ブドウ糖
類似PET検査薬)を体内に投与し、特殊なカメラで撮影をする検査です。 臓器を
画像化するX線CTとPET検査を組み合わせたものです。この検査により赤く光っ
た部位が腫瘍と疑われます。3年前にこれをやった時は、体のあちこちが真っ赤っ赤でした(笑)
余談ですがその時先生に、これ全部癌だったら今年いっぱい持ちませんねと聞い
た事があります。

さて話は進みいよいよ入院当日、今思えばこの時から祟られていた気が致します。

この検査入院というのがまぁ辛いのなんの!この検査のメインは、呼吸器内
視鏡です。内科の検査で1番辛いとされるものなんです。私の場合は肺に内視鏡を
貫通させ、大動脈の横にある胸部リンパ球組織採取します。3年前にやった時にそ
の苦しさから、もう二度とごめんだとは思った検査なんです。大体この検査のた
めに、基礎体力の検査やら何やら1日かけて行うんですから、もう検査の域を出て
おります。そしてその怖い怖い検査直前、近くのビルから火の手が上がりました、
けたたましい消防車のサイレンと、窓から見る黒煙の中を横目に検査室にむかい
ました。怖い上に不安まで背負っての検査となったんです。



そんなわけで、いよいよ恐ろしい呼吸器内視鏡の検査が始まりました。まず
喉の麻酔をかけ、それが終わったら検査台に横になり麻酔をかけられます。ここ
で意識が飛び寝てしまうのです。でもね内視鏡が気管支に入ったあたりで、強烈
な咳き込みが起き目が覚めてしまうんです。
それはそれは大変な咳き込みで苦しい意識の中、いつも思うのは喘息の人や
肺炎の人はきっとこんな苦い思いをしているだろうとを考えています。もう死ぬ
かと思うぐらいの時、やっと検査が終わるんです。後はベッドに倒れこみ1時間
の安静です。さらに検査後数日、咳が出たり血痰が止まらなくなります。そうそ
う私は発熱もいたしました。

そんな苦しい思いをした、2週間後に検査結果の発表があります。


天国か地獄か、その2週間は生きた心地のしない2週間でした。そしていよいよ明
日は診断が降る、良きにつけ悪いにつけこんな生きたこっちのしない日々もう終
わるんだろう。そう思いながら電車を待っていた仕事終わり。携帯に2度の着信履歴があるのに気づきました。
発信は明日診断を聞きに行く大学病院からの着信なんですよ!しかも最後の着信
は、午後7時30分。そんな遅い時間に病院から電話がかかってくるなんて普通じゃ
ありません。すぐに病院に電話をかけてみましたが、発信の主は我が主治医と判明
しました。しかも先生は、既に帰宅され電話の内容はわからぬまま。
わざわざ病院から電話がかかってくるなんて、絶対良い話であるわけがない。
そんなことぐらい私にだってわかります。しかも大学病院の医師が、ナースを介
さず直接患者に電話をするなんて、異例中の異例であります。
不安はマックスに達し、家族共々眠れぬ夜を過ごしました。
そしていよいよ診断が降る日がやって参りました。予約時間よりかなり早く病院に
到着し、外来の待合で自分の番を待ちます。

やっと自分の番になりドキドキしながら診察室に入ります。開口一番ドクターが
「大変申し訳ありません、まだ検査の結果が戻ってきていないんです。」
ええええええ~2週間も経つのに
我が検査結果は確認されておりませんでした。
「そんなに時間のかかるものなのですか?」たまらず私はドクターにお尋ねしたん
です。ドクター曰く「稀ですが…と」口を濁すではありませんか(涙)そういう訳で
、さらに2週間生きた心地のしない時間が続く事になったんです。いくら私でもネ
ガティブなことしか考えられなくなりますよ、だってそんなに時間がかかるイコ
ール結果は悪い方と思えてしまいます。

その後2週間、仕事もなかなか手につかない日々となりました。いろいろ調べまし
たよ、悪性リンパ腫は進行の早い例と極めて遅い例の2つ有るとか、リンパ腫にな
ったときの抗がん剤の投与期間とか。何せ時間がたくさんありましたので、他にも
色々と情報を得ました。

そしていよいよ、さらに2週間が経った週末、ついに我が診断が降りました。
その結果はなんと、
今回の検査では全く悪いものは見つかりませんでした。
「あなたは現時点では悪性リンパ腫ではありません。」と言うものでした。いやぁ
~覚悟を決めていただけに、体の力が一気に抜けました。

その後医師の話では、私のような例はかなり特殊らしいです。そして何か症状が
出ないと、治療のしようが無いので、またしばらく経過観察と言うことになりま
す。3ヶ月後、再び検査で全身のCTを撮ります。そしてまた定期的に血液検査を
受ける日々が続きます。私の血液検査は
、採血者も驚く種類の多さなんですよ。一度に9本採取しますので、様々角度で詳
細に体の状態を確認できます。逆に考えれば普通ではなかなか受けられない検査を
、定期的に受けれるのですから、もしかしたら非常にラッキーなのかもしれません。

そういう訳で今回も命拾いをいたしました。でもね3回も疑われるんですから、そ
れも大きな大学病院の先生たちが、カンファレンスま開いての事です。だからきっ
と何かあるんでしょうね。


私の悪運と言うのでしょうか?そんなものが救ってくれている気がいたします。もう
11年以上10,000歩以上歩くことを続けております。100%とは言いませんが98%位
は目標を達成しているはずです。そんなことが免疫力を高めているのかもしれませ
んね。
そして気持ちを落ち着けるために近くの曹洞宗の大本山に出向き、早朝の僧侶達
の経を聴いたりもしています。そうそう、プロポリスも毎日欠かさず飲んでますよ
。(笑)まぁそんなことが色々な事が重なって、私の悪運
に至っているんでしょう。まぁまた拾った命です微力ながら世に役立つよう頑張る
所存ではあります。

今にして思えばゴールデンウィークのハワイ便のキャンセルはやはり正解だったです。

今回はなぜこんなに詳細に自分の病気のことを載せたかと言うと、この経験が何
かの参考になる方がいるのではとの思いと、もう一つ健診は必ず受けましょう!
と言う事をお伝えしたかったからであります。

最後にもう一度だけ言います。皆さん健診は受けましょう!
健保の補助が出る人は人間ドックも受けて下さい。自覚症状が出てからでは遅いのです、
早期発見こそ自分を守りご家族を守る事になると、私は思います。

次回からは、私らしくまたまたいい加減なハワイ記事を上げていくつもりですので
、よろしくお願いいたします。



コメント (4)
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