たった2時間。殺人的混雑のイミグレを抜け、レンタカーのオフィ
スへ向かいました。幸いダラーレンタカーのオフィスは空いており。
てっ言うか私1人しかおりません。「こりゃラッキー、すぐに手続き
も終わり車をゲット出来そうだ!」と思いきや・・世の中そうは簡単
に事が運ばないもので、係のおっちゃんがGPSでWi-Fiや国際電話も掛
れるコース(追加料金)を盛んに勧めてきます。しかも説明が長く
途中で遮る勇気も、英語力も無い私は大人しく説明が終わるのを待つ
しかありません。ひと区切りついたところで速攻できっぱり断ると、
次に追加保険的なモノをさらに勧めてくるんです。またくどくど説明が
始りそうなので早々に断ると、いかにも口惜しそうに車のキーとナビを
渡してくれました。
そしてやっとゲットした今回のオアフ島の足がこの車です。「日産VERSA」
以前にもオアフ島で乗った事のある車種です。
ウエディングまであまり時間も無いのでミラーを合わせて、急ぎ出発し
ました。またまた幸いにも大した渋滞もなくH1を25Aで降りKingSt
からカパフルAVに出ます。それを直進しカラカウア通り突き当りの手前が、
目的のホノルル動物園パーキングです。
ワイキキのホテルに行くのに、なんで動物園の駐車場??
と思われる方も多いでしょう。実は今回私が予約したホテルは、駐車場
がルームチャージできないタイプでして、チェックイン前に車を入れると
ちょいと厄介なんです。
そんな時にほんの数時間停めるのに便利なのが、このホノルル動物園の
駐車場なんです。路上コインパーキングの空きを探すのは大変ですし、
人通り少ない場所ではちょっと心配ですよね。そんな時に便利なのが
この駐車場でして、人の出入りも多くて第一お安いんですよ!
なんと1時間1ドル ワイキキ近郊の有料駐車場は10ドルとか20ドルが
相場と聞きますので、リーズナブルな価格と言えますよね。
しかし、ここでマタマタ問題が・・・パーキングキャッシャーが、
変わっていました。ほんの2年前にココに停めた時と機械が違って
おりました。
またイチから読んでやり方を確認せななりません(涙)
実は私は超が付く程の英語苦手人間なんです。(恥)
この時またまた新郎からLINEが入りました。「一応、式は
11時からモアナチャペルではじまりますよ」多分到着を待ちかねて、
催促の送信なのでしょう。時計に目をやると10時40分、キャッシャーのディス
プレイには意味不明の英語がゾロゾロ出ております。しかしまぁ何とか
持ち前の勘を頼りに操作を完了!後はキャッシュを払うだけと言う
所で、再度ビックリ!以前はクオーターしか使えなかったパーキング
キャッシャーにコインを入れる穴が無い・・・なんという事か現金支払
は1ドル札のみと変わっておりました。(カードも使えますが、ZIP
コードを聞かれるかもしれません。)日本からこの支払のためにクオー
ターダラーを山ほど持って参りました。(涙)
コインでずっしりと重くなった財布から、1ドル札を2枚出し投入します。
ジーと音がして↓のようなレシートが出て参ります。
やっぱり適当に打ったので、本来車のナンバー(ライセンスプレート
ナンバー)を打つ所に、駐車予定時間の2を打ち込んで仕舞いました。(^O^)
でもまぁ12:40まで駐車可能となってますので、このレシートを車の
ダッシュボード(外から見える位置)に置きまして、やっとこさ式場へ
向かいます。この時、式開始13分前かなり切迫した事態となりました。
土地勘のある方ならば、お判りでしょう。ホノルル動物園から、モアナ
サーフライダーまで10分程度の移動が如何に困難であるか!
しかし最善を尽くす云ったので、快晴のワイキキビーチやカハナモク像
に目もくれず、大股歩きでカラカウア通りを急ぎます。
こうして式開始1分前に、モアナサーフライダーに着きました。
額から吹き出す汗を押さえつつワイキキの貴婦人と言われた、白亜の
階段を登ります。やれやれと思ったその瞬間、またまた問題が・・・
式場が判らない?? ホテルの中を探すも見当もつきません。
フロア担当の善良そうな、おじいちゃんスタッフに尋ねるとその答えは
「オーバー ゼアー」彼が指さす廊下の最深部に白亜の扉が見えました。
時間は11:00を少し廻っております。恐る恐る扉を開けると、ご親族の
方と目があいました。係の方に訳を話し着席すると、司祭様と目が合い
ました。白人の穏やで上品そうな司祭様です。実はこの方は数十年来お
世話になっている、ハワイの友人のご主人様なのです。遥か昔に食事を
ご一緒した事もある、ご縁のある方なのであります。
着席して直ぐ、厳かなハープ演奏と伸びやかな女性の歌声にのり後方
のドアが開き新郎新婦が入場して参りました。こうしてなんとか式に
間に合ったのです。
誓いの言葉と共に、若く初々しい夫婦の誕生を見届ける事が出来き、感無
量のハワイ旅行のスタートとなったのです。若い二人に幸多き事を祈り
ハワイ初日のドタバタは決着致しました。