アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2016-04-02 21:05:56 | 絵本
「かいぞくがぼがぼまる」(8分)
かこさとし:作
復刊ドットコム:発行
2014.8初版(1800円)

この物語は、昭和51年夏発表の12場面の紙芝居がもととなっている。
紙芝居と絵本の差は、画面の大きさ、描法や文学表現、あるいは場面数の違いといったところに重点があるのではない。
もし対比されれば、気づかれるように、絵本では海賊たちがどんな悪行を行い、どのように人々を苦しめたかを述べ、それがふしぎな海の子の出現や魚たちの決起、あるいは海賊の自滅の必然性を物語ることに注いである。
今なお、昔話の復仇を仲良し主義や博愛主義に再話する是非が議論されているが、それは倫理観の問題より、作品における必然性の有無にかかっていると考える。
(作者あとがきより)

珍しく・・・と言っていいのかどうか。
確かにイラストは現実的かも。
最近の絵本じゃありえないかな(^^;
私はいいと思うけどね。