「もぐらのほったふかい井戸」(17分)
安房直子:作
いもとようこ:絵
金の星社:発行
2019.11初版(1400円)
モグ吉という小さなモグラは、ある日、畑できらりと光るものを見つける。
お金というものだ!と思ったモグ吉は、地主のもとへ行き「土地を売ってください」と頼み込む。
小さく四角い土地を手に入れたモグ吉、その日から井戸を掘り始める。
けれど井戸が完成した頃には、モグ吉は子どもではなく、大人に・・・。
そして子どもの頃の素直な心は失われていったようだった。
銀貨と引き換えに井戸の水を売る商売を始めたモグ吉。
そこに小さく弱ったネズミがやってくる。
井戸の底に大きな世界を見たモグ吉。
幸せな気持ちになれたかな?
でも・・・読み終えて、何か物悲しい。
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