「泥かぶら」(14分)
眞山美保:原作
くすのきしげのり:文
伊藤秀男:絵
瑞雲舎:発行
2012.9初版(1600円)
その昔、ある村に「泥かぶら」とよばれた一人の女の子がいました。
ひとりぼっちの「泥かぶら」は、みにくいからと、きたないからと、みんなからばかにされ、ひどい仕打ちを受けるたびに、人をうらみ、らんぼうになるばかりでした。
そんな「泥かぶら」に、旅の老人が教えてくれたのです。
三つのことを守れば、きっと美しくなれるのだと。
新制作座によって、1952年の初演以来現在(2012年の時点)まで、日本全国さらには海外において、15,000回以上も演じられてきた舞台劇。
泥だらけのかぶらも、その泥を落とせば真っ白な姿が現れるように、人間も心についた泥を落とすことができれば、人間の本質にある美しい真心が現れるのです・・・と、あとがきに綴られている。
読んだ後に何とも言えない満足感がある、大人の絵本。
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