「おとうとのビー玉」(17分)
クリスティヌ・ディールティエンス、ペーテル・アドリァーンセンス:作
サンネ・テ・ロー:絵
野坂悦子、林由紀:訳
大月書店:発行
2008.1第1刷(1600円)
副題が「身近な人を交通事故で失ったとき」である。
学校からの帰り道のこと。
エリアスは近所の同い年の女の子ネナと音楽教室への道を急いでいた。
横に居る弟のワルチェは宝物のビー玉を持って嬉しくて仕方ない。
ワルチェを急いで歩かせるために「信号の所(手前)まで・・・」と言いかけた途端、ワルチェは駆け出して行ってしまう。
そして信号が見えたところで焦って大声を出すエリアスの前で・・・
副題を見た時点で気をしっかり持って読むべき本である。
そうしないと感情をどこかへ持っていかれそうになる。
大切なのは、このお話が伝えたいことは何なのか?
ということだから。
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