自滅へ向かう日本の親中露派
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」230/通算661 2023(令和5)年10/10/火】1964年の東京五輪の日? カレンダーには何も書いていないが・・・文化の破壊だな。伝統を守る人、壊す人のせめぎ合い、油断大敵だ。
7日と8日はわが街の八幡神社の祭りだった。コロナ禍で中止になっていたので3年振り、凄い人出! 鬱屈していたような老若男女が一斉にマスクを外して皆、ニコニコして解放感を楽しんでいた。とても良いものだ。人、人、人でごった返ししているところを嫌っていたひねくれ者の小生もいつの間にかニコニコしており、そういう“健康な人間らしさ”が自分に残っているのを知って苦笑した。祭りは結構なガス抜きになる。来年も見物したいが、どうなるものやら・・・
10月7日にブログで「中露を好きな人と嫌いな人」を投稿したが、末尾でこう書いた。
<一度アカ、一生アカ・・・宗男と同志のような“ラスプーチン”佐藤優も健在だし、支持者も結構いるようだ。自由陣営では親中露北の識者やメディアは、いつもは政府・与党を「人権侵害だ」などと罵倒しているが、中露北の圧政には遠慮して目をつぶるか、お咎めなしで甘いよう。そんなダブルスタンダードがいつまでも続きはしまいに。
リベラルを装う人権屋の君たちに明日はない、君たちはどう生きる? 母国から見捨てられる前に中露北に逃げた方が良さそうで、似非リベラル諸君なら中露北は喜んで受け入れてくれるだろう。「宗男先生と行く中露北めぐり」なんて結構売れそうで、「地獄か天国か」、ぜひ現地取材&レポートを期待したいものだ。
アカ好きんちゃんの宗男先生が一緒なら(収監される心配がないから)大丈夫?>
厭味ったらしい文章で、いつもアカを罵倒していると週刊新潮風の「斜に構えた上から目線のクソヂヂイ」みたいで我ながらナンカナーの気分。“健全な人間らしさ”を多少は意識した方が良さそうだと殊勝なことを思ってはいるのだが・・・産経2023/10/8「世界裏舞台 作家・佐藤優『産経新聞と私』」は刺激的で再び三度、突っ込みたくなった。以下、佐藤氏の論の要約。
<筆者の連載も今回が最終回になる。この機会に筆者と産経新聞の関係について率直に記す。
筆者が作家になる上で決定的に重要な役割を果たしたのが産経新聞モスクワ支局長を務めた斎藤勉氏だ。筆者は1987年8月~95年3月、モスクワの日本大使館に勤務し、かなりの期間が斎藤氏の勤務と重なった。一生懸命、ソ連(ロシア)の政治家を夜回りして情報を集めたのも斎藤氏と互角の情報を取りたいという思いからだった。
職種は異なるが、斎藤氏はソ連、ロシアを取材対象とする職業に従事する目指すべき先輩だった。記者の枠を超え北方領土返還に向けた熱い情熱を斎藤氏は持っており、多くの感化を受けた。
筆者は2002年に鈴木宗男疑惑の嵐に巻き込まれた。「外務省のラスプーチン」というレッテルが貼られ、連日疑惑が報じられた。当時、取材で接触していた新聞、テレビの記者は100人以上いたが、5月14日に筆者が東京地検特捜部に逮捕されるまで関係が続いたのは4人だけだった。
その中でも斎藤氏だけが3月1日付の産経新聞の紙面で<歪んだ官僚組織の「落とし子」前外務省主任分析官「佐藤優」>(大阪版の見出し)を書き、筆者の外交官としての活動を肯定的に評価するとともに<佐藤とそのグループを切り捨てるのはたやすい。だが外務省は「良き面の佐藤イズム」を早急に幅広く育てる柔構造への抜本改革に邁進しない限り対露外交に明日はなかろう>とまとめた。
読みながら涙が止まらなかった。当時の状況の中で最大限に筆者を肯定的に描き擁護する唯一の記事だったからだ。このような記事はいくら現場の記者が出してくれても編集局長がゴーサインを出さなくては紙面化しない。産経新聞という会社の厚情を筆者は一生忘れまいと思った。
2005年3月に筆者は「国家の罠――外務省のラスプーチンと呼ばれて」を上梓した時、職業作家になるつもりはなかった。「ぜひ職業作家になれ」と強く勧めてくれた一人が斎藤氏だった。
2018年11月の日露首脳会談で安倍首相が北方領土政策で二島返還+αに転換したことを斎藤氏は厳しく批判し「四島一括返還を堅持すべきだ」と主張した。安倍氏の路線転換を積極的に支持した筆者に対して「佐藤さんは外交実務家出身だからそれでいいんだ。ただ俺は四島一括返還で筋を通す日本人記者が一人もいないのは情けないと思うのでこの路線で行く」と宣言した。
シベリア抑留者を父に持ち、モスクワで必死になって四党返還がロシアの国益にもつながると説いていた斎藤氏の姿と重なり胸が熱くなった。同時に筆者は作家になってからも実務家的発想から離れられないという限界を感じた。
斎藤氏をあえて詳しく書いたのは、この人に産経新聞社の社風(少なくともその一部)が体現されているからだ。
腎移植が成功し、この世の命が伸びた筆者としては産経新聞の記者と読者から学んだ事柄を大切にして今後も活動していきたい>(以上)
そつがない文章だが・・・佐藤優氏の著作「国家の罠」を読んで一番印象に残ったのは「外交官の仕事は派遣先の国の政治家や官僚と仲良しになって、そつなく任期を終えることらしい」と知ったことくらいだ。日本の国益より「敵をつくらない」のが最優先されているよう。いい子ぶりっ子・・・そういう環境が「四島一括返還は難しいから、この際は小さな島二島返還で手打ちしよう」という安直な政策になったのだろう。
共産主義者は弱者には居丈高になり厳しく接し、強者には揉み手をして一歩も二歩も引き「WinWinでいきましょう」などと擦り寄るのが初期設定だ。日本外務省はお行儀が良く、要は基本的に甘く、相手国=特に勝者の連合軍諸国から舐められ軽侮されるというのが敗戦後は続いてきた。行き当たりばったりの「ナアナア・ニコニコ譲歩外交」は有事には亡国を招くだろう。
2023/4/11公表の外務省の「外交青書」では「2022年を『歴史の転換期』と位置づけ、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難したうえで、中国とロシアが軍事的な連携を強化する動きがみられるとして、重大な懸念をもって注視すると強調」(NHK 4/11)しているから、外務省も自民党も佐藤優氏も中露に対して少しは危機感を持つようになったのかもしれない。それにしても遅すぎる!
佐藤優氏の文中にあった斎藤勉氏は立派だ。WIKIによると《1949年生まれ、日本のジャーナリスト。産業経済新聞社論説顧問。ソビエト連邦の崩壊を世界に先駆けスクープした。
経歴:埼玉県熊谷市出身。東京外国語大学ロシア語科卒業。産経新聞社に入社。水戸支局、社会部、外信部を経てテヘラン特派員、モスクワ支局長、ワシントン支局長、外信部長、編集局次長、正論調査室長などを歴任し、2007年、取締役編集局長、2008年、常務取締役編集局長、2011年、専務取締役サンケイスポーツ・夕刊フジ担当、2017年、副社長大阪代表、2018年、論説顧問。
ソ連とロシアに特派員として通算9年近く在住し、一連のソ連・東欧報道でボーン・上田記念国際記者賞(1989年)、「ソ連、共産党独裁を放棄へ」のスクープで日本新聞協会賞(1990年)を受賞している。 2022年5月4日、ロシア外務省より入国禁止措置となる》
「入国禁止措置」・・・金メダル、栄誉だな。斎藤勉氏は小生より2つ上の74歳ながら現役で「斎藤勉の眼:露が『カラバフ紛争』首謀者だ」(2023/10/3)など連載している。大したものだ。
ところで上記の「佐藤優『産経新聞と私』」の紙面右側の記事(社説)は、皮肉にも佐藤氏の同志である鈴木宗男氏への批判「主張 鈴木宗男氏の訪露 侵略国擁護は容認できぬ」だった。以下転載する。
<日本維新の会の鈴木宗男参院議員が5日間にわたりロシアを訪問した。プーチン露大統領がウクライナ侵略を始めてから国会議員の訪露は初めてだ。問題の大きい行動である。維新の会では、鈴木氏が露メディアにロシアの勝利を確信するとの発言をしたことを問題視する声がある。党への事前の届け出なしに訪露したことなどもあり処分が検討されている。
そもそも、政府はロシア全土に渡航中止勧告以上の危険情報を発している。そうした中で鈴木氏は訪露を強行した。とりわけ現地での鈴木氏の言動は看過することができない。鈴木氏と会談したコサチョフ上院副議長は「日本が対露制裁に参加した結果、日露関係は第二次大戦後、最悪の状況になった」と日本政府を批判した。鈴木氏は「私も副議長と同じ考えだ」と同調し、「安倍晋三元首相がプーチン氏と極めて良好な関係を築いたのを、わずか1年で岸田文雄首相がマイナスの方にしてしまった」と述べた。
耳を疑う言葉である。元凶はプーチン氏の妄執による大義なき侵略だ。鈴木氏の認識は国際法違反の侵略を擁護しかねないもので、容認できない。
露外務省によると、鈴木氏はルデンコ外務次官には「一にも二にも停戦が一番だ。ロシアが主導的立場でそうすべきだ」と語った。鈴木氏はロシアの侵略開始以来、「紛争や戦争には双方に言い分がある」と「けんか両成敗」を説いてきた。
しかし、ロシアが想定する停戦は、ウクライナで奪った領土の固定化を意味する。ウクライナのゼレンスキー政権が「露軍の全占領地からの撤退なくして停戦はない」と強調するのはこのためである。鈴木氏はロシアの言い分に迎合するのか。プーチン政権は侵略を「祖国防衛戦争」とすり替えて国民の愛国心を煽っている。鈴木氏は侵略を否定するロシアの宣伝工作に加担するような行動は厳に慎まねばならない。
北方領土問題に関わってきた鈴木氏はルデンコ氏に北方四島への元島民の墓参の再開も求めた。そこには領土交渉を前進させたい思いもあろうが、プーチン政権は「領土交渉などしていない」とし、領土問題には目もくれない。鈴木氏は日本が一貫してロシアに愚弄されてきた現実を直視すべきだ>(以上)
“ロシアファンクラブ”・・・どうしようもないアカ&ピンクの親中露連中がはびこっている。各々方、イザッ、言論戦でトツゲーキ!
・・・・・・・
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
https://note.com/gifted_hawk281/n/n9b3c7f4231f9
https://www.facebook.com/shuichi.ishii.14
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」230/通算661 2023(令和5)年10/10/火】1964年の東京五輪の日? カレンダーには何も書いていないが・・・文化の破壊だな。伝統を守る人、壊す人のせめぎ合い、油断大敵だ。
7日と8日はわが街の八幡神社の祭りだった。コロナ禍で中止になっていたので3年振り、凄い人出! 鬱屈していたような老若男女が一斉にマスクを外して皆、ニコニコして解放感を楽しんでいた。とても良いものだ。人、人、人でごった返ししているところを嫌っていたひねくれ者の小生もいつの間にかニコニコしており、そういう“健康な人間らしさ”が自分に残っているのを知って苦笑した。祭りは結構なガス抜きになる。来年も見物したいが、どうなるものやら・・・
10月7日にブログで「中露を好きな人と嫌いな人」を投稿したが、末尾でこう書いた。
<一度アカ、一生アカ・・・宗男と同志のような“ラスプーチン”佐藤優も健在だし、支持者も結構いるようだ。自由陣営では親中露北の識者やメディアは、いつもは政府・与党を「人権侵害だ」などと罵倒しているが、中露北の圧政には遠慮して目をつぶるか、お咎めなしで甘いよう。そんなダブルスタンダードがいつまでも続きはしまいに。
リベラルを装う人権屋の君たちに明日はない、君たちはどう生きる? 母国から見捨てられる前に中露北に逃げた方が良さそうで、似非リベラル諸君なら中露北は喜んで受け入れてくれるだろう。「宗男先生と行く中露北めぐり」なんて結構売れそうで、「地獄か天国か」、ぜひ現地取材&レポートを期待したいものだ。
アカ好きんちゃんの宗男先生が一緒なら(収監される心配がないから)大丈夫?>
厭味ったらしい文章で、いつもアカを罵倒していると週刊新潮風の「斜に構えた上から目線のクソヂヂイ」みたいで我ながらナンカナーの気分。“健全な人間らしさ”を多少は意識した方が良さそうだと殊勝なことを思ってはいるのだが・・・産経2023/10/8「世界裏舞台 作家・佐藤優『産経新聞と私』」は刺激的で再び三度、突っ込みたくなった。以下、佐藤氏の論の要約。
<筆者の連載も今回が最終回になる。この機会に筆者と産経新聞の関係について率直に記す。
筆者が作家になる上で決定的に重要な役割を果たしたのが産経新聞モスクワ支局長を務めた斎藤勉氏だ。筆者は1987年8月~95年3月、モスクワの日本大使館に勤務し、かなりの期間が斎藤氏の勤務と重なった。一生懸命、ソ連(ロシア)の政治家を夜回りして情報を集めたのも斎藤氏と互角の情報を取りたいという思いからだった。
職種は異なるが、斎藤氏はソ連、ロシアを取材対象とする職業に従事する目指すべき先輩だった。記者の枠を超え北方領土返還に向けた熱い情熱を斎藤氏は持っており、多くの感化を受けた。
筆者は2002年に鈴木宗男疑惑の嵐に巻き込まれた。「外務省のラスプーチン」というレッテルが貼られ、連日疑惑が報じられた。当時、取材で接触していた新聞、テレビの記者は100人以上いたが、5月14日に筆者が東京地検特捜部に逮捕されるまで関係が続いたのは4人だけだった。
その中でも斎藤氏だけが3月1日付の産経新聞の紙面で<歪んだ官僚組織の「落とし子」前外務省主任分析官「佐藤優」>(大阪版の見出し)を書き、筆者の外交官としての活動を肯定的に評価するとともに<佐藤とそのグループを切り捨てるのはたやすい。だが外務省は「良き面の佐藤イズム」を早急に幅広く育てる柔構造への抜本改革に邁進しない限り対露外交に明日はなかろう>とまとめた。
読みながら涙が止まらなかった。当時の状況の中で最大限に筆者を肯定的に描き擁護する唯一の記事だったからだ。このような記事はいくら現場の記者が出してくれても編集局長がゴーサインを出さなくては紙面化しない。産経新聞という会社の厚情を筆者は一生忘れまいと思った。
2005年3月に筆者は「国家の罠――外務省のラスプーチンと呼ばれて」を上梓した時、職業作家になるつもりはなかった。「ぜひ職業作家になれ」と強く勧めてくれた一人が斎藤氏だった。
2018年11月の日露首脳会談で安倍首相が北方領土政策で二島返還+αに転換したことを斎藤氏は厳しく批判し「四島一括返還を堅持すべきだ」と主張した。安倍氏の路線転換を積極的に支持した筆者に対して「佐藤さんは外交実務家出身だからそれでいいんだ。ただ俺は四島一括返還で筋を通す日本人記者が一人もいないのは情けないと思うのでこの路線で行く」と宣言した。
シベリア抑留者を父に持ち、モスクワで必死になって四党返還がロシアの国益にもつながると説いていた斎藤氏の姿と重なり胸が熱くなった。同時に筆者は作家になってからも実務家的発想から離れられないという限界を感じた。
斎藤氏をあえて詳しく書いたのは、この人に産経新聞社の社風(少なくともその一部)が体現されているからだ。
腎移植が成功し、この世の命が伸びた筆者としては産経新聞の記者と読者から学んだ事柄を大切にして今後も活動していきたい>(以上)
そつがない文章だが・・・佐藤優氏の著作「国家の罠」を読んで一番印象に残ったのは「外交官の仕事は派遣先の国の政治家や官僚と仲良しになって、そつなく任期を終えることらしい」と知ったことくらいだ。日本の国益より「敵をつくらない」のが最優先されているよう。いい子ぶりっ子・・・そういう環境が「四島一括返還は難しいから、この際は小さな島二島返還で手打ちしよう」という安直な政策になったのだろう。
共産主義者は弱者には居丈高になり厳しく接し、強者には揉み手をして一歩も二歩も引き「WinWinでいきましょう」などと擦り寄るのが初期設定だ。日本外務省はお行儀が良く、要は基本的に甘く、相手国=特に勝者の連合軍諸国から舐められ軽侮されるというのが敗戦後は続いてきた。行き当たりばったりの「ナアナア・ニコニコ譲歩外交」は有事には亡国を招くだろう。
2023/4/11公表の外務省の「外交青書」では「2022年を『歴史の転換期』と位置づけ、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難したうえで、中国とロシアが軍事的な連携を強化する動きがみられるとして、重大な懸念をもって注視すると強調」(NHK 4/11)しているから、外務省も自民党も佐藤優氏も中露に対して少しは危機感を持つようになったのかもしれない。それにしても遅すぎる!
佐藤優氏の文中にあった斎藤勉氏は立派だ。WIKIによると《1949年生まれ、日本のジャーナリスト。産業経済新聞社論説顧問。ソビエト連邦の崩壊を世界に先駆けスクープした。
経歴:埼玉県熊谷市出身。東京外国語大学ロシア語科卒業。産経新聞社に入社。水戸支局、社会部、外信部を経てテヘラン特派員、モスクワ支局長、ワシントン支局長、外信部長、編集局次長、正論調査室長などを歴任し、2007年、取締役編集局長、2008年、常務取締役編集局長、2011年、専務取締役サンケイスポーツ・夕刊フジ担当、2017年、副社長大阪代表、2018年、論説顧問。
ソ連とロシアに特派員として通算9年近く在住し、一連のソ連・東欧報道でボーン・上田記念国際記者賞(1989年)、「ソ連、共産党独裁を放棄へ」のスクープで日本新聞協会賞(1990年)を受賞している。 2022年5月4日、ロシア外務省より入国禁止措置となる》
「入国禁止措置」・・・金メダル、栄誉だな。斎藤勉氏は小生より2つ上の74歳ながら現役で「斎藤勉の眼:露が『カラバフ紛争』首謀者だ」(2023/10/3)など連載している。大したものだ。
ところで上記の「佐藤優『産経新聞と私』」の紙面右側の記事(社説)は、皮肉にも佐藤氏の同志である鈴木宗男氏への批判「主張 鈴木宗男氏の訪露 侵略国擁護は容認できぬ」だった。以下転載する。
<日本維新の会の鈴木宗男参院議員が5日間にわたりロシアを訪問した。プーチン露大統領がウクライナ侵略を始めてから国会議員の訪露は初めてだ。問題の大きい行動である。維新の会では、鈴木氏が露メディアにロシアの勝利を確信するとの発言をしたことを問題視する声がある。党への事前の届け出なしに訪露したことなどもあり処分が検討されている。
そもそも、政府はロシア全土に渡航中止勧告以上の危険情報を発している。そうした中で鈴木氏は訪露を強行した。とりわけ現地での鈴木氏の言動は看過することができない。鈴木氏と会談したコサチョフ上院副議長は「日本が対露制裁に参加した結果、日露関係は第二次大戦後、最悪の状況になった」と日本政府を批判した。鈴木氏は「私も副議長と同じ考えだ」と同調し、「安倍晋三元首相がプーチン氏と極めて良好な関係を築いたのを、わずか1年で岸田文雄首相がマイナスの方にしてしまった」と述べた。
耳を疑う言葉である。元凶はプーチン氏の妄執による大義なき侵略だ。鈴木氏の認識は国際法違反の侵略を擁護しかねないもので、容認できない。
露外務省によると、鈴木氏はルデンコ外務次官には「一にも二にも停戦が一番だ。ロシアが主導的立場でそうすべきだ」と語った。鈴木氏はロシアの侵略開始以来、「紛争や戦争には双方に言い分がある」と「けんか両成敗」を説いてきた。
しかし、ロシアが想定する停戦は、ウクライナで奪った領土の固定化を意味する。ウクライナのゼレンスキー政権が「露軍の全占領地からの撤退なくして停戦はない」と強調するのはこのためである。鈴木氏はロシアの言い分に迎合するのか。プーチン政権は侵略を「祖国防衛戦争」とすり替えて国民の愛国心を煽っている。鈴木氏は侵略を否定するロシアの宣伝工作に加担するような行動は厳に慎まねばならない。
北方領土問題に関わってきた鈴木氏はルデンコ氏に北方四島への元島民の墓参の再開も求めた。そこには領土交渉を前進させたい思いもあろうが、プーチン政権は「領土交渉などしていない」とし、領土問題には目もくれない。鈴木氏は日本が一貫してロシアに愚弄されてきた現実を直視すべきだ>(以上)
“ロシアファンクラブ”・・・どうしようもないアカ&ピンクの親中露連中がはびこっている。各々方、イザッ、言論戦でトツゲーキ!
・・・・・・・
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
https://note.com/gifted_hawk281/n/n9b3c7f4231f9
https://www.facebook.com/shuichi.ishii.14
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」