〜ぐっすり眠ってよく遊ぶ子は健やかに育つ!〜
は、私が受けたあるオンラインお話会からヒントを得たものです。
私はこの春に義母を見送りました。
義母は昨秋、一緒に暮らすようになり、途中入院。
入院後は、病院と退院の交渉をするものの、
入院が長引き、誤嚥から経管栄養となりました。
そこからの退院交渉は益々大変になり、
夫婦共々、腹立たしさと暗澹とした気持ちで
過ごし、退院させるためには何が必要か、
日々、そういうことを調べ、話を聞いたりする日々でした。
そんな中、
お年寄りさんがその人らしく暮らすことに
力を注いでいる介護施設、
「いろ葉」の中迎聡子さんとお目にかかる機会がありました。
中迎さんには、
病院が義母の退院を理由をつけて認めないことや経管栄養になった人が再び口から食べるようになるには…、
など相談にのっていただきました。
おかげで、夫婦共々、力強く退院交渉、
退院のためにやってほしいことなど、
より具体的に病院に提案し、
退院後の生活も短い間ではありましたが、
明るく、笑顔の義母らしい顔を見ながらの
生活が送れました。
義母が亡くなった後も、
私は「いろ葉」に興味を持ち続けていました。
それは「いろ葉」が義母が過ごしていた
特老の施設と全く違うものだったからだと
思います。
子どもの療育施設などでも同じでしょうが、
同じ高齢者福祉制度で運用されながら、
この雲泥の差はなんだろう。
簡単に言ってしまえば、
施設を運営する人の志の差なのですが、
何がこんなにそこに暮らす高齢者の方を分つのだろう…。
そう思っていた矢先、
中迎さんのお話会や講演会等があることを知り、
オンラインや現地で参加する機会を得ました。
それらで見聞きした、中迎さんの施設でやっていること、気をつけていることはとてもシンプルでした。
おいしくご飯が食べられるように、時間区切りでなく、本人が食べたいときに食べる。
お年寄りさんが「こうありたい」と思ってることを支える。
薬や拘束されてた人も、
体がご本人の軸を取り戻せるようにしていく。
なぜなら、自分を取り戻していかれるから。
そして、いろ葉では
「生き方」「活き方」「逝き方」の
3つの「イキカタ」を支えていくことを
軸にしているというようなお話をされました。
中迎さんのお話と普段のいろ葉を見学させていただいて、大袈裟でもない「普通に暮らす」ということは、人の生き方を支えるのだなぁと、
しみじみと思いました。
義母の看取りとその後のそういう経験は、
私が関わるお子さんたちがもまず、
しっかり眠り、きちんと食べて、
それをエネルギーに変えて、
自分がやりたい遊びや
好奇心の赴くままに学ぶことができる、
普通に暮らしていく力が大切だなぁと思わせました。
それで今回、
人が生きていく上で、当たり前の行為、
眠ることや食べること、
「こうありたい」と心が動くことなど、
生き方の根っこの部分に関わる
体のコンディショニングを整えるには
どうするか、ということを
栗本さんとみなさんで考え、話し、
実践していきたいと思い、
こういうテーマにしました。
私は割と定期的に
栗本さんのオンライン講座に参加しています。
そこでの実践で、頭がはたらきすぎたときや
目を過剰に使いすぎたとき、また、
体のコリなどを思いもしないやり方で
弛ませたり軽くできることを知りました。
日々、生活の中で自ら体を動かし、
それを身近な家族に試し、トライ&エラーを
繰り返し、進化し続ける栗本さん。
そんな栗本さんのコンディショニング講座。
どうぞ奮ってお越しください。