熊本では大人対象の講座でテーマは「睡眠」でした。
睡眠そのものの質を高めるための実技指導の中に「風船ワーク」がありました。
ここ最近、やっていなかったので、新鮮な気持ちで「風船ワーク」をしましたが、途中で寝落ちしていて記憶がありませんでした。
そして、パチリと目覚めたあとのスッキリ感。感想としてはただただ、気持ちよく、
爽快。理屈っぽいことを言うと、自分の身体の状態と外との繋がりを一つ一つ確認することで、自分の身体の中に入り込んで旅をしているような感覚でした。
栗本さんが学ばれたことから閃かれた紐を用いた実技など充実したコンディショニング講座でした。
また、実技のみならず、「固定観念」のお話も興味深く、自分の思い込みは思考のみならず身体も思いのほか縛りをつくるものだなぁと思うことでした。
そんな充実の栗本さんのコンディショニング講座が、来月は鹿児島でもあります。
鹿児島では「発達のヌケって何?」というテーマでコンディショニング講座を開催します。
みなさん、どうでしょう?
「発達障害」というと「障害」があるからできないことがあったり、配慮が必要なことがあったりするものだ、と思っていないでしょうか。
まさに、発達することを何か堰き止める障害があって、それに邪魔されてできないんだ、そんなイメージがあるのではないでしょうか。
そんな考え方もあるのでしょうが、今回は
「まぁ、だいたい、その年頃なら、そういうことできるよねぇ」と平均的に考えられている身体の使い方にヌケてるところがあるよ、そのヌケが埋まるとできることが増えるよ!という視点で発達障害をとらえています。
この「身体の使い方」というのは奥が深く、単なる表面的な身体の使い方だけではなく、内蔵や関節や感覚器などまるっと身体全体のことを指しています。
そういう身体全般に、それぞれ各人発達のヌケているところがあって、その発達をうながしていくには、どんなやり方があるのだろう、また、こんなことができないけれど「それって、どんな発達のヌケが考えられるのかなぁ」ということをみなさんと考えていけたら、どうかなぁと思いこのようなテーマにした次第です。
勘違いしないでもらいたいのは、「これができないってことは、こういう発達がヌケてるんだね!じゃあ、こんなことしたらいい!」というハウツーを学んだり、提供する講座ではありません。
でも、来てくださった方々には、自分の目で見ること、状態を感じることの大切さなどをお伝えできるのではないかと思っています。
そのようにきちんとお子さんやご自身と向き合うことで、発達のヌケを感じ取ったり、今、何をしようか、何もしないでおこうか、を選択できたりもすると思います。
発達障害の特性、という言葉で片付けない。発達のヌケを丁寧に見る、感じる、そんな講座です。
是非お越しください。