日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

鹿児島でも栗本さんのコンディショニング講座あります!

2019-10-18 22:14:00 | お知らせ





今週初め、熊本で栗本さんのコンディショニング講座に参加しました。

熊本では大人対象の講座でテーマは「睡眠」でした。

睡眠そのものの質を高めるための実技指導の中に「風船ワーク」がありました。
ここ最近、やっていなかったので、新鮮な気持ちで「風船ワーク」をしましたが、途中で寝落ちしていて記憶がありませんでした。

そして、パチリと目覚めたあとのスッキリ感。感想としてはただただ、気持ちよく、
爽快。理屈っぽいことを言うと、自分の身体の状態と外との繋がりを一つ一つ確認することで、自分の身体の中に入り込んで旅をしているような感覚でした。

栗本さんが学ばれたことから閃かれた紐を用いた実技など充実したコンディショニング講座でした。

また、実技のみならず、「固定観念」のお話も興味深く、自分の思い込みは思考のみならず身体も思いのほか縛りをつくるものだなぁと思うことでした。

そんな充実の栗本さんのコンディショニング講座が、来月は鹿児島でもあります。

鹿児島では「発達のヌケって何?」というテーマでコンディショニング講座を開催します。

みなさん、どうでしょう?
「発達障害」というと「障害」があるからできないことがあったり、配慮が必要なことがあったりするものだ、と思っていないでしょうか。

まさに、発達することを何か堰き止める障害があって、それに邪魔されてできないんだ、そんなイメージがあるのではないでしょうか。

そんな考え方もあるのでしょうが、今回は
「まぁ、だいたい、その年頃なら、そういうことできるよねぇ」と平均的に考えられている身体の使い方にヌケてるところがあるよ、そのヌケが埋まるとできることが増えるよ!という視点で発達障害をとらえています。

この「身体の使い方」というのは奥が深く、単なる表面的な身体の使い方だけではなく、内蔵や関節や感覚器などまるっと身体全体のことを指しています。

そういう身体全般に、それぞれ各人発達のヌケているところがあって、その発達をうながしていくには、どんなやり方があるのだろう、また、こんなことができないけれど「それって、どんな発達のヌケが考えられるのかなぁ」ということをみなさんと考えていけたら、どうかなぁと思いこのようなテーマにした次第です。

勘違いしないでもらいたいのは、「これができないってことは、こういう発達がヌケてるんだね!じゃあ、こんなことしたらいい!」というハウツーを学んだり、提供する講座ではありません。

でも、来てくださった方々には、自分の目で見ること、状態を感じることの大切さなどをお伝えできるのではないかと思っています。

そのようにきちんとお子さんやご自身と向き合うことで、発達のヌケを感じ取ったり、今、何をしようか、何もしないでおこうか、を選択できたりもすると思います。

発達障害の特性、という言葉で片付けない。発達のヌケを丁寧に見る、感じる、そんな講座です。

是非お越しください。
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2019/10/10

2019-10-10 23:25:00 | ねこ
夏、まだ暑い頃ふらりと現れた猫がいました。近頃見ないような、皮膚病で痩せ細った猫でした。

 いつも隣の家の陰になった所の庇に寝ていたので、通っているときは「おう、元気?」などと声をかけていました。

 病院に連れて行こうか…、と思いましたが警戒感が強い子で、声をかけようとする気配で逃げていました。

 昨日、その子が近所で力尽きていました。以前より痩せこけて、顔もカサブタだらけでした。

アパート住まいで、庭に埋めることもできないので、市の土木事務所に電話しました。

 今頃、きれいになって飛び回っているといいなぁq
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都落ち。

2019-10-04 00:08:00 | 発達応援
今日は久しぶりの雨でした。
油断していたら、前回のアップからだいぶ日がたちました。書こうと思ってることはあったのに。

で、その一つ。

もう先月の地元の新聞。




こんな講演があったらしい。

で、こんな取り組みが開始されたというニュース!ニュースなのか?




10年前の私なら、「やっと地元で学べる!」と喜んで行っていただろうなぁ。

講演会に行ったわけではないから、新聞の内容を読んで知る範囲での感想ですが、
「ASDは社会性とコミュニケーション、イマジネーションという三つの面に特徴がみられる」とか「感覚の偏りを合わせ持つ」とか「脳のタイプが違う」とか10年前に支援員として研修で習ったことから一歩も変化はなさそうな内容だったのだなぁ、と遠い目になりました。

そして「今できないことが生涯できないわけではなく」(当たり前じゃん!)「成長や周囲のサポートにより、礼儀正しく真面目な青年として暮らす」「スケジュールで予定管理することで混乱を防ぐなど困りごとを減らすことは十分可能だ」など、これもまた、本人不在の他力前提の支援論全開。

支援の方向性として「生活の質を向上させ、困難や苦しさをできるだけ減らすこと」だそう。

自分の力で「困難や苦しさ」を乗り越えた後に「生活の質の向上」が来るという考え方はないのかなぁと素朴な疑問。

一体、どうやって生活の質を向上させるのだろうか。困難や苦しさをできるだけ減らす、ってどうするのだろうか?
その具体的方法は、講演会で示されたのでしょうか。その方法が、もしかして「TEACCH」?

そのTEACCHのことを「生涯にわたる支援が特徴」と新聞は紹介しているけれど、それは幸せなことだろうか?

年老いた方が「できれば自宅で、自力で生活したい」と言うのに、若い力が溢れた人が「生涯にわたる支援」を喜ぶのだろうか?障害があれば、それは仕方のないことなのだろうか?

私は、そうは思わないから、親御さんや本人が自分で自分の力を育む方向の支援を提供したいと思っています。

その一つが、毎年一度開催している栗本さんのコンディショニング講座でもあります。

困難も苦しさも自分で乗り越えて行く方法を身につけていけば、へこたれても、復活できると思うのです。

柔軟に自分で生きる力をつけて欲しい。

先進の地から地方へやってくるものは、最先端とは限らないし、良いものだとも限らない。選択肢が増えたと無邪気に喜ぶだけではなく、「治ってる?」という視点が大事ですね。









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