あまり嬉しくない知らせが舞い込んできた。門司区に所属しているEF81304号機がとうとう休車、それも二休になったらしい。知っての通り、パーイチの300番代は、関門トンネル用のステンレスボディの車体で一族の中でも異彩を放っていた。関門専用のEF30の後ガマとしてデビューしたが、どういう訳か4両のみの小世帯であった。国鉄時代は、301号と302号が、関東地方へ転属となり、常磐線や水戸線で活躍していたが、その際、ステンレスボディに、他のパーイチと同じピンク色が塗装され、現在もその姿で活躍中である。今となっては大変貴重なステンレス地の機関車は、これでとうとう303号機を残すのみとなったのだろうか?単なる検査期間の延長か、計画休車か何かであることを祈りたい。
写真は、一時期EF81の定期重連が鹿児島本線に存在し、それ狙いによく北九州まで出向いていた時のもの。EF81の重連だから、当然銀ガマ同士の重連を期待していつもカメラを構えていたが、とうとう撮らずじまいに終わった。この春の改正で、東日本のEF510が大量にJR貨物に流れるときく。そうなると、現行のパーイチにも少なからず影響が出るのも想像に難しくない。こうした個性豊かなEF81が徐々に消えていくのは、いちファンとして大変寂しく思うところである。
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2008(H20)-03-08 2074レ EF81304+405 JR九州 / 鹿児島本線:赤間-東郷
Nikon D300 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G I