先日、馴染み深かった最後の東急7600系が廃車回送されたのでお別れをしてきた。
先頭部の形状から「ダイヤモンドカット」と呼ばれたこの電車、元は7200系という旧7000系に並ぶ名車だ。昭和40年代から、通学のために東横線でこの7200系に乗り、当時の鉄仲間と乗り鉄で楽しんだもの。この時は、7000系も7200系も全盛時代で、青ガエルこと旧5000系も走っていたから、随分近代的にみえたものだった。もっとも、この時代7200系にはクーラーなどの装備はなく、急行運用では8連でかっ飛ばしていたことが懐かしく思い出される。特に当時渋谷寄りの先頭車デハ7259がお気に入りであった。こいつは今どこへ行ったんだろう・・・
そんなことを思い出しながら、緑が丘のホームに立ち、回送列車の通過を待った。最近随分と近代化された緑が丘の駅。一頃の面影などは皆無となり、大きなドーム型の天井が立派だ。自動音声の放送が入り、ホームに赤いビームが走る。どこもかしこも、機械に操られている心境だ。そんな中、検束車に連れられて、3連の7600系がゆっくり姿を現した。先月最後に乗ったデハ7661をホームから見えなくなるまで見送った・・
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2015(H27)-02-12 7601F 回送 東急電鉄/大井町線:緑が丘