アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

離合の醍醐味

2017-01-07 10:00:00 | 鉄道写真(EL)

都心で鉄道撮影をしていると、複数の線路をまたいで撮影することが多い。東海道や東北では京浜東北線と4線だし、中央線や総武線でも緩行線が並走しているためやはり4線での運行が通常だ。近年では、この流れが私鉄路線にまでおよび、複々線での運行も珍しくなくなっている。

こんな都会での列車撮影では、目的の被写体の列車がキチッと映っていることは当然だが、他の線路にも走行している列車が映っていると、画像がはるかに生きてくると思うのはアントンKくらいか・・

参考に掲載した写真は、朝のホキ列車を狙いに行った時に撮影したもの。ここは複々線ではなく、複線の南武線に単線の貨物線が並んでいるイメージだが、全ての線路に車輛が並んで走っていると、飛躍的に写真が華やいで見えるから不思議なものだ。アントンKは、この手の写真は特に好みで、出来ることなら常に狙っていると言っても過言ではないが、なかなか狙っても思うように撮影出来ないところが、また意欲をかき立てるのだ。偶然が偶然を呼ぶ訳だが、いつシャッターを切るか瞬時に予測しながら撮影を行う醍醐味は、鉄道撮影の中でも上級な撮影だろう。何せ撮りたい被写体が邪魔される、いわゆる「カブリ」となる確率も高く、もしそうなったら元も子もない。画面に綺麗に収まるのは運次第ということになる。

画像にある南武線も、すでに現在は世代が交代してしまった。またPF2061号機も最近見かけないがどうしたのだろうか。この画像を見ると、何度南武線に食われた(被られた)ろうと思い出すこともまた事実なのだ。

2012-07-28    5764レ   EF652061