20系繋がりでまたまた20系客車。
国鉄が解体されJR化されてしまうと、急速に20系客車は勢力を弱めてしまった。アントンKの印象では、それまで編成全てが20系客車でまとまって運転されていたはずだが、用途変更による改造を多々受けることとなり、12系客車との併結運転等編成もバラエティに富んできた。これも時代の流れ、何んでも有りの風潮をもろに受けて最後の活躍を各地で繰り広げた。趣味的見地で言えば、編成美こそ損なわれてしまったが、中々魅力的に思える編成も出現し写欲をそそられたものだった。
掲載写真は、まだかろうじて統一感の保たれた末期の姿。季節臨に使用された20系客車。見比べれば一目瞭然だが、雨どい下の白線が省略され、どこか間の抜けた20系に思えたのが当時からの変わらぬ印象だ。けん引機は、ゴハチを駆逐したEF65PFの最終増備ロットである1137号機。
1990-08-07 8012ㇾ EF651137 20系 JR東日本/東海道本線:湯河原付近