アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

週末中心に運転された「白根」~183系

2023-08-05 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)
今でも地方を走るローカル特急は数多いが、昔と違うのは、新幹線ありきのダイヤ設定に変わってしまったことだろう。新幹線の延伸により在来線の特急列車が淘汰され、新幹線を主体にした列車ダイヤになることで、第三セクター化、運賃値上げ等、今までとは様相が変わったと感じる。来年は北陸新幹線の延伸が予定されているが、いよいよ日本海側の特急列車も過去帳入りとなってしまうのか。
 掲載写真は、183系電車による特急「白根」。上野から吾妻線万座・鹿沢口まで結んでいた典型的な観光特急だった。今でも、「草津」と名称を変えて運転されているが、その存在は忘れられているほど地味な列車に成り下がってしまった。アントンKは、この前身だった157系電車が好きだったことから、特急「白根」には、比較的昔から馴染みがあり、沿線のEF12などを絡めながら、当地にはよく足を運んだもの。183系1000番台が田町へ新製され、157系が置き換わってからも、この183系は「白根」の運用を持っていた。 ただ短期のリリーフ登板のように、185系電車へとバトンを渡したと記憶している。
1979-08-26   8037M   白根3号   吾妻線:祖母島-小野上

 

ローカル特急再認識~キハ181系

2023-08-05 08:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)
長年鉄道撮影を続けてきて思うことは、もう少し視野を広げてカメラを向けていれば良かったということ。時間が経てば経つほどその想いは深くなった気がしている。目的の被写体一つでも、その場面で撮り方をアレンジする考察が足りていなかったことに反省するのだ。「どう撮ろう?」という場面に考えが浅いのだ。ある程度は想定していた場面でも、実際現場に立ってみないと判らないことも多いから、そんな想像を越えてきた時の対処が甘かったのだ。写真を記録として割り切ればそれまでだが、情感まで感じさせたいのなら、表現の仕方、カメラアイはアレンジが利いたはず。最近は構える前にいつもそのことを考慮している。昔は目の敵にしていた、人間、車、電柱、柵、鉄道施設等も、場合によってはグッと心を引き付ける画像に成り得るということだ。
 掲載画像は、山口線を走る特急「おき」のキハ181系。アントンKにとっては、気動車特急と言えばやはりキハ82系、181系は外せない。大きなパノラミックウィンドの雄姿が大好きなのだ。今では、急行がほとんど全て特急に格上げされ、編成もミニミニとなり、特急たる風格が感じられず寂しい時代だが、いまだ全国に活躍しているローカル特急にも目を向けていきたいと思っている。
1979-08-05    1022D    おき2号      山口線:篠目-仁保