国鉄時代に乗車していた列車を思い出すと、その形式も懐かしいが、今では何と言っても編成が極端に短くなってしまったことが大きな違いとして挙げられる。特に地方のローカル線では顕著で、鉄道ファンとしては寂しい限りなのだ。朝夕のラッシュ時と日中、平日と休日、はたまたイベント時の特別運用等々、国鉄時代を思ったら、とても細かな対応に変わっていることに気づく。時代に沿った効率重視の対応ということなのだろう。
アントンKにとって列車を撮影する時、あるいは乗車する時でさえ、列車編成は長い方が魅力的に思えるのは昔から変わらないから、短い列車というだけで極端に写欲が削がれることも事実。趣味として鉄道を考えれば、ますますそんな偏った考えにたどり着く訳だ。
国鉄時代の高崎線を往く185系電車使用の普通列車上野行き。早朝にもかかわらず14両編成の長大編成でやってきた。むろんこれは、車輛送り込みを兼ねた運用だから実現していることで、国鉄時代には各地でよく見られた列車だった。
1985-06-07 185系 普通列車 高崎線:北鴻巣付近