東海道本線の撮影地の中で、5本の指に入るであろう撮影地、金谷-菊川の大カーブ。関東在住のアントンKにとっては、どうしても小田原界隈の数多いポイントに出向くことが多く、今回の静岡県まで行くことは当時限られていたと思う。特別というか、憧れというか、自分にとっては滅多に来れない撮影地と感じていた。
何といっても、このポイントでの最大のターゲットは、東京を目指す夜行列車達だったから、未明に自宅を出発し、ひたすら西に向かい、まだ明けやらぬ茶畑に着いてから右往左往してポイントを探したのも遠い思い出となった。
今回はブルートレインではなく、ゴハチ繋がりでEF58の荷物列車を掲載してみる。ゴハチ末期のこの時代、下関に集結したEF58が定期の荷物列車で最後の活躍をするシーン。末期の荷物列車は編成が短くなり、スニ40系が主体になってしまったため、貨車と見間違えそうで、あまり好きではなかった。この丘からのポイントも、この編成ならきれいに弧を描けず不適だったと思い返している。木製ポールが続き現在とは見違えてしまうほどだが、この雄大な線形だけは今も変わらない。
1984-02-19 荷31ㇾ EF58146 東海道本線:金谷-菊川
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