現在JR貨物に所属するEF65PFのラストナンバー、1139号機(現在2139号に改番)が、全検を機に国鉄色に戻り話題になっている。
この話は、随分前から耳にはしていたものの、
今さら「何で?」との想いが半分、やるなら徹底的に原形に!との想い半分。
その結果は?
塗り分けはともかく、JR表記をはずしたところまではよかったが、ナンバープレートが赤で出場と相成った。
これでは、やはり興ざめ。中途半端感が否めない。
もっともこの65PFは、元を正せば関東にはゆかりも無く、宮原や下関のゴハチを駆逐するために生まれてきた65PFで最終グループに属する。アントンKの好む初期型のタイプからすれば、異形式に映る。スノープロウも無く耐寒耐雪構造も省略された65PFには魅力を感じない。
まあ、世間に逆らうことをここで唱えても仕方がないこと。素直に喜ぶべきだろうか。
今月後半に予定されている大宮のイベントに展示されてからの運用になると思っているが、
2119号機、2121号機のいない現在、若いファン諸君の垂涎の的になることは間違いないだろう。
写真は、旅客時代のPF1139号機による特急「踊り子」号。
このスジは、最後のゴハチ牽引の特急として有名だったが、この撮影時期である1984年は、東京のゴハチも淘汰されつつある頃。HMを掲げ、さっそうと走り去る65PFを恨めしく思って撮影したことを思い出す。
1984-12-31 9027レ EF651139 踊り子 東海道本線/ 保土ヶ谷-戸塚
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます