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山の天気は難しい。むろん予報は当てにできず、現地に行くまでの気休めに過ぎない。
この日もそんなことを思いながら山へ入った。
山へ入るとは言っても、全くハードな場所ではなく、公園として管理されていて、至って快適に登れてしまう。
「昨日の強風で随分散ったんべぇ~」
地元農家の老婦の言葉通り、白い絨毯と化した遊歩道をしばらく行くと、線路を見下ろせる崖っぷちに到達した。確かに手前の山桜は、無残にも大分散りかけてしまっていた。相変わらずの煮え切らない天気にヤキモキしながらローカルを待つ。タイフォーンが聞こえ列車の接近がわかったと同時に薄日が差し、これは!っとの想いから瞬間的に手元のピンク色の花を前ボケでファインダーの中に・・・
色が足りない!、と思いつきでシャッターを切ったが、こうして写真にするとやはりちょっとワザとらしかったか。
いつもは閑散としたこの村も、この日は観光客で賑わいを見せていた。
2016-04 キハE131 2連 JR東日本/水郡線:矢祭山-東館
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